4月14日に開催されたプレミアリーグの第33節で、遠藤航が所属する暫定3位のリバプールが同15位のクリスタル・パレスとホームで対戦した。

 3日前にホームで行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のアタランタ戦で、0−3の完敗を喫したなか、遠藤はいつも通り4−3−3のアンカーで公式戦3戦連続のスタメン入りを果たした。

 そのリバプールは、14分に失点。左サイドのポケットを取ったミッチェルのクロスをエゼに流し込まれた。

 さらに18分、CBのファン・ダイクが滑ってしまい、大ピンチ。抜け出した敵FWマテタにシュートを浴びも、左SBのロバートソンが間一髪でクリアして失点を防ぐ。

 27分には、CK後の混戦から遠藤が左足でシュートと放つがクロスバーを直撃。今シーズン公式戦3点目とはならない

 29分にも、左SBロバートソンのクロスに、ディアスがジャンピングボレーで狙ったが、相手GKへンダーソンに阻まれる。
【動画】惜しかった!遠藤のクロスバー直撃シュート
 1点ビハインドで折り返したリバプールは、ハーフタイムに遠藤を下げてMFソボスライを投入。マカリステルをインサイドハーフからアンカーに下げて、攻撃的にシフトする。

 迎えた55分、CKのこぼれ球に反応したヌニェスがゴール前で強烈なシュートを放つ。だが、この絶好機も敵守護神に右足で阻まれる。

 猛攻を仕掛けるリバプールは62分、負傷したブラッドリーに代わって途中出場してアレクサンダー=アーノルドがミドルを狙うも枠を捉えられない。

 66分には、ヌニェスとディアスを下げて、ジョッタとガクポを投入。72分には、ソボスライのパスからジョッタにビッグチャンスが訪れるも、シュートをDFにブロックされる。

 74分のピンチを15試合ぶりに帰ってきた守護神アリソンのビッグセーブで防いだリバプールは、その1分後に決定機。しかし、GKと1対1となったジョーンズが枠に収められない。

 後半アディショナルタイム1分のサラーの決定機も、DFミッチェルにブロックされた。

 決定力を欠いたリバプールは最後まで1点を返せず、0−1で優勝が遠のく痛恨の黒星。ホームでまさかの公式戦連敗を喫した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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