大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間4月19日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ第2戦でUAEと対戦。2−0で快勝し、2連勝を収めた結果、決勝トーナメント進出を決めた。最終節では首位通過を懸け、韓国と相まみえる。

 3日前の中国戦(1−0)からは先発7人を入れ替え。荒木遼太郎、佐藤恵允、藤尾翔太らがスタートからピッチに立ち、藤田譲瑠チマ、松木玖生、細谷真大らはベンチスタートとなった。

 日本は立ち上がりから攻勢をかけ、11分に山田楓喜がペナルティエリア手前から左足を振り抜くが、GKハレド・タウヒード・アルモータディに阻まれる。さらに20分に荒木が放った鋭いシュートは、クロスバーを直撃する。

 なおも押し込むなか、27分に先制点を挙げる。藤田に代わってキャプテンマークを巻く山本理仁が上げた正確なクロスから、木村誠二が打点の高いヘッドで叩き込んだ。

 43分にはアブドゥラ・アッバス・アルブルーシに裏を取られ、ペナルティエリア内からシュートを浴びるが、頼れる守護神・小久保玲央ブライアンが好守で凌ぐ。
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 ピンチを脱した直後、川﨑颯太がペナルティエリア内で倒され、PKの判定。追加点の大チャンスと思われたが、オン・フィールド・レビューの末にノーファウルで取り消しとなる。

 1−0で折り返すと、61分に大畑歩夢のクロスが流れてそのままネットを揺らすも、今度はオフサイドで得点ならず。

 それでも即座に気持ちを切り替え、66分に左サイドをオーバーラップした大畑のクロスから、川﨑が巧みなヘッドで合わせ、待望の追加点を奪う。

 一気に試合を決めるべく、74分には2枚替えで松木と細谷を送り込む。すると、80分に松木のお膳立てから細谷が決定機を迎えたものの、上手くボールを足に当てられず、枠を外してしまう。

 結局、このままタイムアップ。8大会連続で五輪出場を目ざす大岩ジャパンが、盤石の戦いぶりを見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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