パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップがカタールで開催。現地4月29日に行なわれる準決勝で日本と対戦するイラクのラディ・シェナイシル監督が、パリ行きの切符が懸かる大一番に向け、意気込みを語った。AFC(アジアサッカー連盟)の公式サイトが伝えている。

 イラクはグループステージ初戦でタイに0−2で敗れるも、続くタジキスタン戦は4−2で勝利し、最終節はサウジアラビアを2−1でくだし、グループ首位通過。準々決勝ではベトナムに1−0で競り勝ち、ベスト4に駒を進めた。

 シェナイシル監督は「タイに負けた時は、選手たちに大きなプレッシャーがかかっていたので、パフォーマンスよりもポジティブなことを考えようとした」と振り返る。

 内容よりも結果を重視し、勝ち進んできた。

「我々は勝つことに取り組んできた。美しいゲームをするわけではない。選手たちは求めたことをやってくれた。彼らは守備と攻撃のプランをたくさん持っていたし、パフォーマンスよりも結果を求めていた」
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 日本戦でも、戦い方は変わらないようだ。

「美しいパフォーマンスを見せるのは良いことだが、勝たなければならない」

 なお、ベトナム戦で主将のムンタヘル・モハメッドが今大会で二度目の警告を受け、日本戦は出場停止に。精神的支柱を欠くことになるが、指揮官は「選手全員を信頼している。彼の代わりを見つけるのは難しいが、誰が彼の代わりになっても最善を尽くしてくれると確信している」と言葉に力をこめた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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