遠藤航が所属するリバプールは、今季で退任するユルゲン・クロップ監督の後任に、フェイエノールトのアルネ・スロット監督を新指揮官に招聘すると言われている。2022−23シーズンのエールディビジを制し、今季も国内カップ戦で優勝した指揮官の注目度が高まっているのは当然だ。

「ポスト・クロップ」時代を迎えるリバプールは、モハメド・サラーの去就を筆頭に、今後のチーム編成が注目されるところ。それだけに、英メディアは、フェイエノールトにおけるスロット政権の補強を分析している。

 リバプール専門サイト『Liverpool Echo』は4月29日、スロットによるフェイエノールトでの補強を取り上げ、移籍金高額トップ10の選手を「成功」「失敗」「どちらでもない」に評価した。

 上田綺世は683万ポンド(約12億3000万円)で移籍金ランク2位。そしてLiverpool Echoは、上田の獲得は「失敗」だったと報じている。今回のリストで「失敗」と位置づけられたのは、上田と移籍金ランク9位のジャバイロ・ディルロサンだけだ。

「夏の移籍以降、日本代表はうまくいっていない。リーグ戦の先発出場はわずか2試合で、フェイエノールトでの得点(3)よりアジアカップでの得点(4)のほうが多かった。まだフル出場もない」

 なお、トップ3では710万ポンド(約12億8000万円)で1位のダビド・ハンツコは「成功」、666万ポンド(約12億円)で3位のルカ・イバヌシェツは「どちらでもない」という評価だった。
【動画】上田綺世の今シーズン3点目
 Liverpool Echoの評価は以下のとおりだ。

1位:ダビド・ハンツコ/成功
2位:上田綺世/失敗
3位:ルカ・イバヌシェツ/どちらでもない
4位:クインティン・ティンベル/成功
5位:ラミズ・ゼルキ/どちらでもない
6位:サンティアゴ・ヒメネス/成功
7位:カルフィン・ステンフス/成功
8位:イゴール・パイシャオン/成功
9位:ジャバイロ・ディルロサン/失敗
10位:パトリク・ウォーレマルク/どちらでもない

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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