現地時間5月1日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝の第1レグで、ドルトムントとパリ・サンジェルマンが、前者の本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで対戦した。

 先にビッグチャンスを作ったのはドルトムント。開始14分、ブラントの斜めのパスで抜け出したザビツァーが、ダイレクトでシュートを放つも、相手守護神ドンナルンマに阻まれる。

 ホームサポーターの大声援を受けるドイツの名門は、迎えた36分に先制に成功する。フュルクルクがシュロッターベックのロングパスを絶妙なトラップで収め、一気にペナルティエリア内に侵入すると、左足での強烈なシュートでドンナルンマの左横を射抜いた。

 ブレーメン時代の昨季、16ゴールでブンデスリーガ得点王に輝いた31歳のドイツ代表FWは、11年ぶりの4強入りを決めた準々決勝・第2レグのアトレティコ・マドリー戦からCL2戦連発となった。
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 ビハインドを負ったパリSGは、45分+2分に好調のデンベレが右サイドを攻略。触れば1点というような、鋭いグラウンダーのクロスを送り込むも、得点には繋がらない。さらに後半に入って51分には、頼みのエムバペがエリア左から巻いたシュートを放つが、右ポストを直撃。その直後、ハキミが放ったシュートも左ポストを叩く。

 ドルトムントは反撃に耐える時間が続くなか、60分に追加点の決定機が到来。スピードに乗ったドリブルで右サイドを突破したサンチョが上げたクロスに、フュルクルクがボレーで反応するが、上手く足に当てられず、クロスバーの上を越える。

 押し込むアウェーチームは、80分に裏を取ったハキミのお膳立てから、デンベレがエリア内で右足を一閃。しかし、枠を捉えきれない。

 注目の一戦は、このまま1−0でタイムアップ。ブンデスリーガでは5位に甘んじているドルトムントが、すでにリーグ・アン3連覇を決めているパリSGに先勝した。

 雌雄が決する第2レグは来週7日、舞台をフランスのパルク・デ・プランスに移して行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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