試合後の投稿が現地で反響を呼んでいる。

 5月11日に開催されたスコットランドリーグの第36節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックは3ポイント差で2位の宿敵レンジャーズとホームで対戦。2−1でグラスゴー・ダービーを制し、3連覇に向けて大きく前進した。

 この試合で、結果的に決勝点となったオウンゴールを演出したのが前田大然だった。1−0で迎えた38分、左サイドでロングパスを収めると、そこから仕掛けて左足で鋭いクロス。これが相手MFジョン・ランドストラムに当たってゴールに吸い込まれ、貴重な追加点となった。

 喜びを爆発させた日本代表アタッカーは、スタンドまで走って行き、サポーターと喜びを分かち合ったが、この行為でイエローカードを出された。
【動画】前田大然がオウンゴールを誘発→イエローを受けた行動
 試合後、前田は自身のXを更新。英語でこう綴った。

「ファンのところに行ったら、イエローカードを貰うなんて知らなかったよ! まあいいか!」

 この投稿は現地メディアが次々に取り上げ、たちまち話題に。セルティックの専門メディア『CELTS ARE HERE』は、「そんなルールについて全く知らなかったと陽気に冗談を言った」と伝えた。

 英紙『THE SCOTTISH Sun』は「試合後、ウインガーはSNSでこのイエローカードに異議を唱え、ファンの前で祝うことが違反になると全く思っていないと述べた」と報道。次のようなファンの声を紹介している。

「仕方がない!」
「もし知っていたら、セレブレーションを変更したの?」
「今日は素晴らしい試合だったよ、ダイゼン」
「魔法の瞬間をありがとう」
「絶対的マシン、今日も素晴らしかった」

 こんな一面もファンから愛される理由なのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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