日本代表MF遠藤航を擁するリバプールは5月20日、アルネ・スロットが新監督に就任することで合意したと発表した。45歳のオランダ人指揮官は、上田綺世が所属する母国の名門フェイエノールトを今季まで率いていた。

 リバプールの公式サイトは、9シーズンにも渡って指揮を執ったユルゲン・クロップの後任について、こう伝えている。

「スロットはフェイエノールトでの3シーズンで大成功を収めた。2022-23シーズンにはリーグ制覇に導いたほか、エールディビジ年間最優秀監督に2度輝いた。最近では4月のKNVBカップ決勝でNECを破り、タイトルを獲得。現役時代は主にMFとしてズウォーレ、NAC、スパルタ、再びズウォーレでプレーし、2013年に現役を引退した」
【画像】リバプールユニを着用した行儀のよい遠藤ファミリー
 また、フェイエノールトの公式サイトでは、スロットの惜別のコメントを掲載している。

「多くの素晴らしい瞬間を経験し、多くの素晴らしい人たちと仕事を成功させてきたクラブを去る決断は決して簡単ではない。しかし、プレミアリーグの世界有数のビッグクラブで監督になるチャンスは、スポーツマンとして無視できない。この移籍を快く受け入れてくれて感謝している。彼らには素晴らしいことがまだまだたくさんあるに違いない。フェイエノールトと、この素晴らしいクラブを大切に思う全ての人たちの未来に幸多かれ」

 意気込み十分な新監督は、世界最高峰のプレミアリーグでも確かな手腕を発揮できるか。クロップ体制では主力として活躍した遠藤の起用法にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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