レアル・マドリードが、スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスと同国代表FWルーカス・バスケスとの契約を延長する見込みであるようだ。27日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 現在34歳のナチョは、11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、2010−2011シーズンのラ・リーガ第33節バレンシア戦でトップチームデビューを飾った。複数のポジションをこなすユーティリティな能力と高い安定感を武器に、クラブで貴重なバックアッパーとしての地位を確立し、これまでラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献してきた。


 また、現在32歳のL・バスケスは、2011−2012シーズンにレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)に昇格し、エスパニョールでのプレーを経て2015−2016シーズンからレアル・マドリードに復帰。本職のFWのみならずサイドバックとしてもクラブを支え、ナチョ同様に貴重なバックアッパーとして“白い巨人”で立ち位置を築いている。


 クラブとの現行契約が2024年6月末に満了を迎える両選手だが、指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督やスタッフ陣は2名が今シーズンに見せたパフォーマンスを高く評価している模様。同紙によると、少なくとも契約を1年間延長することが決まり、来週中にも公式発表が行われると見込みであるようだ。


 なお、『アス』はナチョとL・バスケスに加えて、ドイツ代表MFトニ・クロースもレアル・マドリードとの契約を延長すると報道している。