チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦するバルセロナだが、中盤の主力2名を欠いた状態でファーストレグを戦う可能性があるようだ。2日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 ポルト、シャフタール、ロイヤル・アントワープと同居したCL・グループGを4勝2敗・勝ち点「12」の首位で通過し、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出を決めたバルセロナ。ベスト4への切符をかけた準々決勝では、かつて栄光を共にしたルイス・エンリケ監督が率いるPSGと激突。現地時間10日には敵地『パルク・デ・プランス』でのファーストレグが控えている。


 5シーズンぶりのベスト4進出に向けて、ベストメンバーでファーストレグに臨みたいバルセロナだが、中盤の主力を担うオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングとスペイン代表MFペドリの2名が欠場を余儀なくされる可能性が高いという。両選手は現地時間3月3日に行われたラ・リーガ第27節アスレティック・ビルバオ戦(0−0△)に揃って先発出場したものの、前半に負傷しプレー続行が不可能に。共に途中交代でピッチを後にしていた。


 その後、バルセロナはF・デ・ヨングが右足関節外側じん帯の損傷、ペドリが右足の大腿直筋の損傷と診断されたことを発表。以降の公式戦は両選手ともに欠場が続いている。今回の報道によると、復帰時期の詳細については明らかになっていないが、両選手は既にピッチ上でのボールを使ったトレーニングに合流し、実戦復帰に向けた調整を進めているとのこと。しかしながら、クラブ側は両選手が今シーズン複数回に渡って負傷離脱している点を考慮し、ケガの再発や悪化等のリスクを避けるため、PSGとのファーストレグでの起用を見送る可能性があるようだ。


 今シーズン、F・デ・ヨングは公式戦27試合に出場し2ゴールをマーク。ペドリも24試合の出場で2ゴール4アシストを記録するなど、共に主力として活躍している。仮にPSGとのファーストレグを欠場するとなれば、バルセロナにとっては大きな痛手なるだろう。