ラ・リーガ第31節が13日に行われ、レアル・マドリードはアウェイでマジョルカと対戦した。


 17日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのマンチェスター・シティ戦を控えるレアル・マドリードは、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エドゥアルド・カマヴィンガらをベンチに置き、ホセル、ブラヒム・ディアス、ルカ・モドリッチらを先発起用した。


 前半は両チームともにチャンスの少ない展開となったが、31分にマジョルカがセットプレーからチャンスをつくる。ダニ・ロドリゲスのコーナーキックから高い打点でアントニオ・ライージョがヘディング。シュートは枠を捉えたが、これはレアル・マドリードのGKアンドリー・ルニンが好セーブで凌ぎ、得点とはならなかった。


 一方、レアル・マドリードは33分に決定機を迎える。オーレリアン・チュアメニがドリブルで中央を打開してパスを送ると、ジュード・ベリンガムがペナルティエリア手前から右足を振り抜く。シュートは良いコースに飛んだが、クロスバーに当たって跳ね返り、得点には至らなかった。前半はこのままスコアレスで終了した。


 後半開始早々、強烈なゴールで試合が動いた。ペナルティエリアの手前でこぼれ球を拾ったチュアメニが思い切りよく右足を振り抜く。これがマヌ・モルラネスにかすってコースが変わり、見事にゴールネットに吸い込まれた。チュアメニのゴラッソでレアル・マドリードが先制に成功する。


 先制に成功したレアル・マドリードは、守りを固めるマジョルカに対し、攻勢を強める。61分にはホセルのポストプレーからモドリッチが抜け出し、ブラヒム・ディアスへラストパス。しかし、ブラヒム・ディアスはシュートを打つことができず。その後の波状攻撃も、マジョルカGKプレドラグ・ライコビッチの好セーブもあり、追加点は奪えなかった。


 後半アディショナルタイムのラストプレーでマジョルカが決定機を迎えた。ハーフウェーラインを少し過ぎたあたりからトニ・ラトがアバウトなロングボールを前線に入れると、ベダト・ムリキとGKルニンが接触し、ボールがこぼれる。しかし、ムリキのシュートは枠を捉えることができず、試合終了のホイッスルが吹かれた。


 レアル・マドリードがマジョルカに1−0で勝利し、リーグ戦4連勝を達成。18日のCL準々決勝セカンドレグ、マンチェスター・シティ戦、22日のラ・リーガ第32節バルセロナ戦に向けて、弾みをつける結果となった。


【スコア】

レアル・マドリード 1−0 マジョルカ 


【得点者】

1−0 48分 オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード)