パリオリンピック2024(パリ五輪)出場を目指すU−23日本代表は25日、 「AFC U23アジアカップ カタール2024」の準々決勝でU−23カタール代表戦と対戦。2−2で迎えた延長戦で2点を勝ち越した日本が4−2で勝利し、準決勝進出を決めた。


 試合後、開始早々の2分に強烈な左足でチームに先制点をもたらしたMF山田楓喜(東京V)は「最初からドンドン積極的にシュートを打っていこうと決めていたので、それがガッチリはまって先制ゴールに繋がったと思います」とゴールシーンを振り返り、積極的な姿勢を持って試合に臨んでいたことを明かした。


 また、前半途中にカタールのGKが退場したことで数的優位となったものの、守りを固められて苦戦。後半開始早々にはセットプレーから失点して一時はリードを許す展開となったことに関しては、「正直、カタールが1人退場してから楽になるかなと思っていましたが、それが逆に出て凄く難しい試合になって勝ち越される展開になり、どうしようかなと思っていた」とコメント。それでも「得点にはつながらなかったですけど、相手にとって嫌なプレーにはなったかなと思います」と、右サイドからの左足クロスでカタール守備陣の脅威となり続けた。


 次戦は、パリ五輪への切符をかけた一戦となる。その重要な試合に向けては、「特にアジアの大会ではセットプレーが重要になってくるので、そこで自分の左足で違いを出していければと思っています」と語り、正確無比な左足でチームの勝利に貢献することを誓った。


 注目の準決勝は、28日の26:30キックオフ予定。26日に行われるU−23イラク代表vsU−23ベトナム代表の勝者と対戦する。