チェルシーは引き続きナポリに所属しているナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの獲得を画策しているようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』やイギリスメディア『フットボール・ロンドン』などが伝えている。


 今季決定機を決められないことが大きな問題となっていたチェルシーでは、今夏の移籍市場でストライカーの補強が噂され、その第一候補としてオシムヘンが挙げられている。同選手の契約には1億3000万ユーロ(約216億円)ほどの契約解除金が設定されていることが明らかになっており、今後の動向には注目が集まっている。


 オシムヘンにはパリ・サンジェルマン(PSG)も大きな関心を寄せていることが明らかになっているなか、現時点でチェルシーは契約解除金を支払わない方法でのオシムヘン獲得の可能性を探っているという。


 報道によると、すでに両クラブによる最初の接触が行われ、チェルシー側は選手+移籍金の取引を画策した模様で、現在ローマへとレンタル移籍しているベルギー代表FWロメル・ルカクと若手選手に加え、移籍金8000〜9000万ユーロ(約133〜150億円)での交渉成立を提案していることが伝えられている。


 なお、『フットボール・ロンドン』ではルカクに加え、U−21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ、オランダ代表DFイアン・マートセン(ドルトムントへレンタル移籍中)、U−19ポルトガル代表FWディエゴ・モレイラ、ブラジル代表MFアンドレイ・サントス(ストラスブールへレンタル移籍中)らがこの取引に加えられる可能性のある選手たちとして候補に挙げられている。


 この交渉の行方には注目が集まっているが、果たしてチェルシーはナポリと合意してオシムヘンを獲得することはできるのだろうか。