プレミアリーグ第37節が行われ、ノッティンガム・フォレストとチェルシーが対戦した。


 試合は早い時間帯に動いた。8分、コール・パルマーの絶妙なスルーパスで相手の背後を取ったミハイロ・ムドリクがペナルティエリア内左からシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。いきなりチェルシーが先制に成功する。


 しかし、引き分け以上で残留が決まるノッティンガム・フォレストも、すぐさま反撃。16分、左サイドからのフリーキックをモーガン・ギブス・ホワイトが蹴ると、ペナルティエリア内でウィリー・ボリーがヘディングシュートを放ち、ゴールラインを割った。ノッティンガム・フォレストが同点に追いつく。


 その後、ボールを支配したのはチェルシーだったが、ノッティンガム・フォレストも残留に向けて、強度の高いプレーを続け、ゴールを許さない。


 一方、ノッティンガム・フォレストも57分にクリス・ウッドがゴール目の前で決定的なシュートを放ったが、枠を捉えることができず、逆転弾を決めることはできなかった。


 ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に向けて勝利が求められるチェルシーも、62分にセットプレーからチアゴ・シウバがヘディングシュート。しかし、これはゴールポストに跳ね返り、得点には至らなかった。


 すると、75分にノッティンガム・フォレストが決定機をものにする。GKマッツ・セルスのロングフィードから中盤での攻防を制すると、モーガン・ギブス・ホワイトがドリブルで持ち運び、左サイドに展開。カラム・ハドソン・オドイがドリブルから右足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。


 逆転を許したチェルシーだったが、80分に試合を動かす。途中出場のラヒーム・スターリングが左サイドからドリブルを仕掛けて、ペナルティエリア内へ侵入。右足を振り抜くと、シュートは見事にゴールネットへ吸い込まれた。


 勢いづいたチェルシーはさらに82分、ケガから復帰後初の出場となったリース・ジェームズが絶妙なクロスを供給。ゴール前でニコラス・ジャクソンがヘディングシュートを決め、逆転に成功した。


 試合はこのまま終了。チェルシーは来季のヨーロッパリーグ出場権獲得に向けて、大きな勝ち点3を手にした。一方、ノッティンガム・フォレストは今節で残留を決めることはできなかったが、18位ルートン・タウンとの勝ち点差が「3」、得失点差は「+12」上回っているため、最終節での残留が決定的な状況となっている。


 なお、チェルシーはこの試合でブノワ・バジアシーレ、コナー・ギャラガー、ニコラス・ジャクソンがイエローカードを提示され、2021−2022シーズンにリーズが記録した1シーズンでの最多警告数「101」に並んだ。


【スコア】

ノッティンガム・フォレスト 2−3 チェルシー


【得点者】

0−1 8分 ミハイロ・ムドリク(チェルシー)

1−1 16分 ウィリー・ボリー(ノッティンガム・フォレスト)

2−1 74分 カラム・ハドソン・オドイ(ノッティンガム・フォレスト)

2−2 80分 ラヒーム・スターリング(チェルシー)

2−3 82分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)



【ハイライト】ノッティンガム・フォレストvsチェルシー