リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、来シーズンも同クラブでプレーすることを望んでいるようだ。21日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。


 今シーズンは公式戦44試合出場25ゴール13アシストの成績を残し、クラブのプレミアリーグ3位フィニッシュやカラバオカップ優勝に大きく貢献したサラー。今季開幕前には、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・イテハドが、同選手獲得に向け巨額の年俸と移籍金1億7000万ユーロ(約289億円)を提示したと報じられるなか、最終的にリヴァプールへの残留が決まり、1年間クラブの中心選手として攻撃陣を牽引する活躍を見せた。


 リヴァプールとの現行契約が今シーズン終了後に残り1年となり、フリーでの放出を避けるため今夏での売却が噂されているサラーには、獲得を諦めていないと伝えられるアル・イテハドに加え、アル・ヒラルなども引き抜きを画策中と報じられていた。そんななか、サラーは20日に自身のX(旧Twitter)公式アカウントを更新。「僕たちはトロフィーこそが重要であることを知っているし、来シーズンはそれを実現するために全力を尽くすつもりだ。ファンのみんなはそれに値するし、僕たちは死に物狂いで戦う」と投稿している。


 同紙は、今回のサラーによる投稿を受け、「少なくともあと1年は『アンフィールド』に残りたいと考えていることを示唆している」と主張。また、チャンピオンズリーグ(CL)への出場権を獲得できたことが、主力選手の残留に対する後押しになると説明しており、クラブの新指揮官に就任したアルネ・スロット氏が行う選手との交渉戦略を、優位に進める要因になると紹介した。