中国は2023年5月17日(日本時間)に、「長征3号B」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は無事に軌道へ投入されたことが、中国の宇宙機関やSNSにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:長征3号B(Y87)

ロケット:長征3号B/E(Long March 3B/E)
打ち上げ日時:日本時間 2023年5月17日11時49分【成功】
発射場:西昌衛星発射センター(中国)
ペイロード:北斗航法衛星56号(BeiDou-3 G4)

北斗(BeiDou)は、中国の衛星測位システム(※)です。中国航天科技集団(CASC)によると、今回打ち上げられた56機目の北斗衛星には、すでにサービスを開始している第3世代北斗衛星のバックアップや通信性能を向上させる目的があるとしています。

※GNSS…グローバルナビゲーションサテライトシステムは、アメリカの「GPS」、欧州の「Galileo」、ロシアの「GLONASS」、中国の「北斗(BeiDou)」、そして日本の「みちびき」など、各国が打ち上げています。

【▲ 北斗航法衛星56号の想像図(Credit:CASIC)】

【▲ 北斗航法衛星56号の想像図(Credit:CASIC)】

■打ち上げ関連リンク

直近のロケット打ち上げ情報

 

Source

Image Credit: CASC 中国航天科技集団 - 圆满成功!我国成功发射第五十六颗北斗导航卫星 中国运载火箭技术研究院(Weibo)

文/sorae編集部 速報班