昨季は不完全燃焼に終わった佐々木朗希

ロッテ・佐々木朗希と日本ハム・上原健太のインフォグラフィック


ZOZOマリンスタジアムで行われているロッテ―日本ハム3連戦は1勝1敗で今日の3戦目を迎える。昨日、今季初勝利を挙げたロッテは佐々木朗希が今季初先発する。

最速165キロを誇る剛腕は昨季15試合に先発して7勝4敗、防御率1.78、リーグ4位の135奪三振をマークするも、ケガや体調不良に見舞われて後半戦は未勝利。投球イニングも91と前年の数字(129.1イニング)を大きく下回り、不完全燃焼に終わった。

キャリアハイの成績を目指す今季はオープン戦で3試合に登板、計12イニングを投げ、防御率3.00、14奪三振。開幕前最後の登板となった24日の中日戦(バンテリンドーム)では5回60球を投げ、2安打、5奪三振、無失点と万全の仕上がりを見せた。

日本ハム戦には、昨季4月6日(ZOZOマリン)の1試合のみ登板。6回80球を投げ、1安打、11奪三振、無失点の内容だった。

2022年に完全試合を達成するなど、体調が万全であれば超人的なピッチングを見せる22歳。今季初登板からその実力を発揮することができるか。“令和の怪物”の新シーズンが幕を開ける。

先発ローテ完全定着狙う上原健太

一方、日本ハムの先発は上原健太。2015年のドラ1左腕は昨季19試合に登板(18先発)、キャリア最多となる101.1イニングを投げ、4勝7敗、防御率2.75をマーク。先発陣の一角として存在感を示した。

先発ローテ完全定着を狙う今季、オープン戦には3試合に登板、計11.1イニングを投げて防御率3.18の成績。順調に登板を重ねたが、最終登板となった24日のDeNA戦(エスコンF)で3.1回 8安打3四球2失点と不安の残る内容だった。そこから中6日で今季初公式戦のマウンドに上がる。

昨季は対左打者の被打率が.297と苦手としていた(対右被打率は.239)。ロッテ戦には3試合に登板(先発は2試合)して0勝1敗、防御率2.45とまずまずの内容だったが、安田尚憲に本塁打を許し、和田康士朗には2打数2安打と打たれていた。ロッテ打線には他にも藤岡裕大、グレゴリー・ポランコと左の主力打者がいるだけに要注意だろう。

9年目で初の開幕ローテを勝ち取った上原。佐々木朗希に投げ勝って最高のスタートを切り、波に乗ることができるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
楽天・内星龍−西武・松本航(楽天モバイル)
オリックス・田嶋大樹−ソフトバンク・スチュワート・ジュニア(京セラD大阪)

【セ・リーグ】
巨人・高橋礼−阪神・才木浩人(東京ドーム)
ヤクルト・M.ヤフーレ−中日・H.メヒア(神宮)
DeNA・大貫晋一−広島・アドゥワ誠(横浜)

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