今季7戦6HQSの今井達也

西武・今井達也とロッテ・西野勇士のインフォグラフィック


西武の今井達也が20日、今季6戦全敗のロッテ戦に初先発。現在チームは5連敗中で、ダブルでの連敗ストップを託された。

今季自身初の開幕投手を務めた新エースは、ここまで7試合に先発して3勝無敗、防御率はリーグ3位の1.47で、被本塁打はゼロ。HQS(7回以上自責点2以下)も6度記録するなど、安定感抜群の投球を見せている。

前回登板した12日の楽天戦(ベルーナドーム)では7回115球を投げ、5安打7奪三振2失点の力投で3試合ぶりの白星を手にした。そこから中8日で再び本拠地のマウンドに上がる。

ロッテ戦には今季初登板。昨季は4試合に先発して1勝2敗、防御率4.91。2試合で無失点に抑えるも、残りの2試合は大量失点でノックアウトと好不調の差が激しかった。被打率は.189と全体的には抑えていたが、安田尚憲に2発浴びるなど被本塁打は昨季対戦チーム別でワーストの5本。今日も一発には要警戒だろう。

今季は好投を続けるも、これまでに挙げた3勝はいずれも楽天戦。ダブルでの連敗ストップとともに、今季2球団目の初勝利なるか注目だ。

西武戦今季無失点の西野勇士

一方、ロッテの先発は西野勇士。プロ16年目右腕は今季ここまで6試合に先発して3勝3敗、防御率3.44、QS(6回以上自責点3以下)は3度記録している。前回登板した14日のオリックス戦(那覇)では5回76球を投げ、6安打1失点と好投。降雨コールドで3勝目を手にした。そこから中6日で今日の登板を迎える。

西武とは今季すでに2度対戦し、2勝無敗、計14.2イニングを投げて無失点と完ぺきにライオンズ打線を封じている。今日3度目の対戦にも「やることは変わらず、いつも通りに初回から全力でチームの勝利に貢献できるような投球をしていけたらと思っています」と平常心で臨む。

チームは現在2引き分けを挟んで3連勝中で、貯金生活に突入した。ベテラン右腕はこの勢いも背に再び西武打線を零封することができるか。チームをさらに上昇気流に乗せる投球が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
日本ハム・山﨑福也−オリックス・A.エスピノーザ(エスコンF)
ソフトバンク・有原航平−楽天・C.ポンセ(みずほPayPay)

【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織−中日・髙橋宏斗(東京ドーム)
ヤクルト・小川泰弘−DeNA・A.ケイ(神宮)
広島・床田寛樹−阪神・村上頌樹(マツダスタジアム)

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