東京ビックサイトにて4月27日〜4月28日の日程で開催されている、日本最大のアナログゲームの即売会イベント「ゲームマーケット2024春」

初日の会場の様子と、気になったブースなど、イベントの雰囲気をお伝えする。

会場が広くなり、快適なイベントに


前回の西展示棟から少し場所を変え、東展示棟の1〜3と3つのセクションを使うことで、広くなった会場は、人の往来が快適になった印象がある。しかし、往来が快適になったからと言って人波がまばらになった印象はなく、12時の一般入場後はどのブースにも多くの来場者が立ち止まってイベントを楽しんでおり、「快適さ」と「活気」のバランスが絶妙に丁度良く感じられた。

今回、会場が広くなったことにより、出店数も増え、大手からインディーズまでバラエティ豊かなブースが立ち並ぶなかで、気になったブースをいくつかピックアックしたいと思う。


主催のアークライトは、今年発生した能登半島の震災を受け、能登の伝統ゲーム「ごいた」の特設ブースを開設。

アークライトが製作した「ごいたカード」を販売し、売上は全て「能登半島震災害義援金」に寄付すると言う。ブースでは、ごいたの普及に努める「ごいた保存会」と連携して来場者の対応をしていた。

話を伺ったところ「犠牲者は比較的少なかったが、経済的な打撃は強く、こういった試みで被災者の方々のお役に少しでもなればと思っている」とのこと。場所は東展示棟2ホールの入り口付近なので、興味のある方はぜひ立ち寄って欲しい。


「被災」というワードで括って良いか分からないが、ブース番号 B01に出展している「B-CAFE GAMES」は、運営するボードゲームカフェが先日、貰い火事で全焼してしまうという災難に見舞われている。今回頒布する作品は幸いにも被災を免れ、出展に至っているが店舗の復興目途はまだ立っておらず、ブースには募金箱が設置されていた。

頒布作品は「サツジン ハイシン」と「恍惚の豚」の2作品。どちらも「マーダーミステリー」とのことなので、こちらも興味があれば、支援がてら立ち寄ってみても良いだろう。


昨今、ゲームマーケットでは「マーダーミステリー」のジャンル出展も増えており、主催のアークライトも特設ブースとしてマーダーミステリー専用ブースを設けているが、作者自ら個別にブースを設けている例も少なくない。

マーダーミステリー専門店にも作品を提供している秋山真琴氏もその一人で、「ミスボドゲームズ」として個人でブースを構えていた。ブースはF07。


気になったボードゲームブースもいくつか紹介していく。

まずは、F05「RAMCLEAR」、好きなシールを使ってバトルする「貼紙バトラー」を頒布していた。


「貼紙バトラー」は自分のお気に入りのシールを台紙に張り、予め用意されたステータスなどのシールを使って能力をカスタマイズしつつ、デッキを構築して戦うカードゲーム。カードイラストにあたる部分を、お気に入りのシールでカスタマイズできることもあり、無限大の組み合わせを実現する。


K13「ナナワリ」のブースでは、ゲームとはちょっと違うが、ゲームを題材にした面白いグッズが頒布されていたので紹介したいと思う。


「きょうの勝ち」は、その日・その時、「どんなことをしたら勝ち」という条件が記された、ただそれだけのカードパッケージ。ゲームの「勝ち」をモチーフにしつつ、一方で勝つことに主眼を置くわけでもなく、気分の高揚や、ちょっとした息抜きを目的とした面白い作品。

残念ながら1日目のみの出展とのことだが、どこかで見かけることがあれば手に取って「ちょっとした勝ち」に、ほっこりして欲しいと思う。


O07「Mob+」は老舗と言っても過言ではない、常連出展のブース。ブース主の「宮野華也」氏は、「ナナ」でフランスのアスドール賞(フランス年間ゲーム大賞)を受賞。


日本人のゲームデザイナーとして快挙と言ってよい受賞にどのような反響があるかなど聞いてみた

宮野氏
「アスドール賞を受賞して、率直に『おめでとう』と声を掛けられることが多くなりました。新作にもおそらく影響が出ていて、予約も過去最高にいただいており、10個以上まとめ買いしていく海外の方なども今日、何回か対応しています。」

取材中も、4個、3個とまとめ買いしていく海外の方がおり、日本国内のみならず、かなりの反響が伺える。好調な売れ行きを見せている新作についてもどのような内容か尋ねてみた。

宮野氏
「新作『Trick & Snipers(トリック&スナイパーズ)』はトリックテイキングと呼ばれるジャンルのゲームで、ただひたすらにシンプルなシステムでありながら、ただ勝つだけではなく、特殊な勝ち方が要求される作品になっています。そこにちょっとしたオリジナリティがあり、面白いものになっていると思います。」

ゲームはシンプルに、勝敗は戦略的に。そんな内容を突き詰めた美しいゲームであると感じられた。「Mob+」は1日目のみの出展となるが、新作『Trick & Snipers(トリック&スナイパーズ)』は、2日目 H28「ボードゲーム研究所」にて購入可能とのこと。

出版社のブースもちらほら

KADOKAWA、集英社、小学館……といった大手出版社も続々とゲームマーケットに参入してきている。そんな出版社のブースも少し紹介して行きたい。



小学館(エリア61)ブースでは、「サンデーうぇぶり」にて連載中の「Kaiju on the Earth ボルカルス」のサイン会を実施。「Kaiju on the Earth ボルカルス」は、同名のボードゲームを題材としたメディアミックス作品であり、原作をドロッセルマイヤーズの渡辺範明氏、作画を「放課後さいころ倶楽部」を連載していた中道裕大氏が務める。

サイン会も両氏が参加。子供から大人まで多くのファンとサイン会を通じて交流が行われていた。


集英社ゲームズ(エリア15)は、今回初出展。
集英社ゲームズは、デジタルを中心にゲーム関連事業を行っており、近年ボードゲームの出版も手掛けている。5/23には、人気漫画「呪術廻戦」を題材とした「呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変 - 」の発売を控えており、満を持しての出展と言えるだろう。

今回は、集英社ゲームズのゲームデザイナー「ミヤザキユウ」氏に色々とお話を伺った。


まずは、デジタルゲームを制作しているイメージの強い集英社ゲームズが、なぜアナログゲームを作っていこうと考えたのか?その辺を質問してみる。

ミヤザキ氏
「2年前に集英社ゲームズが立ち上がった際に、プロデューサーのカイがデジタルゲームにこだわる必要はないと気づいたのがきっかけでした。集英社の子会社であるという強みが活かせて、なおかつ自分たちが欲しいものはなにかと考えて、カイが以前から温めていた『BLEACH』のボードゲームの企画が通ったことをきっかけに、『マンガボドゲ』のブランドが立ち上がりました。」

既に2年前からデジタルにこだわるのではなく、アナログゲームへの取り組みを始めていた集英社ゲームズ。アナログゲームへの取り組みを実施していくうえで、集英社ゲームズとしてどんな強みやこだわりがあるのかも聞いてみる。

ミヤザキ氏
「いま注力しているマンガボドゲシリーズのこだわりは、『作品のファンとボードゲームのファンの両方に満足いただけるクオリティ』だと思っています。制作時には編集部と密に連携をとって、原作の絵をいかに魅力的に見せられるかに挑戦しています。また、ゲームとしての面白さにも妥協しません。ゲームを通じて遊んだ人たちと、原作との思い出が増えればと思っています。そのため、原作をただ使ってゲームをつくるのではなく、そのマンガの魅力を最大限伝えられる大きくできるゲームになっているか?とチーム内で常に問い続けながら作ることがクオリティ担保に繋がっているんだと思います。また、今回のゲームマーケットで初めてリリースしたマーダーミステリー『キミと青いヨルの』はマンガボドゲシリーズではありませんが、同様のクオリティとなるよう制作しました。」

「作品のファンも、ボードゲームのファンも両方を満足させる」という、なんとも欲張りなこだわりではあるが、それが実現できるだけの力と、何より意気込みがしっかりと伝わってくる。

集英社ゲームズは、その意気込み通り、「BLEACH 巻頭歌骨牌 SONGS OF THE SOUL」や「ONE PIECE VIVRE RUSH」、「同棲不動産」、「ハイキュー!! 援!!」と確実にヒットを飛ばして来た。

そして、今回、ゲームマーケットで先行販売となる「呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変-」もリリースし、その過程でユーザーからどのような反応があり、また、その手応えなど感じることはあるかなども聞いてみた。

ミヤザキ氏
「おかげさまで大変好評です。マンガボドゲシリーズが生まれてから1年以上経ちますが、新作を発表するたびに大きな反響をいただいています。また、発売からしばらく時間をおいた後でも、原作が話題になると一緒に話題にしていただくことも多く、制作チームとしてはうれしい限りです。最新作の『呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変-』は、初めて発売前に一般の参加者の方々を集めた”世界最速体験会”を実施したのですが、そこでも多くの原作ファン・ゲームファンに楽しんでいただき、手応えを感じています。」
 

先にミヤザキ氏から話があったように、集英社ゲームズでは、マンガボドゲのラインナップとは別に「キミと青いヨルの」といったマーダーミステリーのパッケージ化も今回行っている。今後も、マーダーミステリー作品を集英社ゲームズとして取り組む予定があるかも聞いてみる。 
 
 ミヤザキ氏
「今回の『キミと青いヨルの』の反響を踏まえて、検討する予定です。ただ、これからもマンガボドゲシリーズやマーダーミステリーに限らず様々な企画を出していきたいと思っていますので、引き続きご注目いただけるとうれしいです。」

特に「マーダーミステリー」という枠組みにこだわりはなく、ゲームを通じて様々なジャンルの展開を見据えているようだ。この辺りの柔軟性が、新しいコンテンツを生む源泉となるのだろう。

今回、初出展となる集英社ゲームズ。実際に出展してみて楽しかったこと、嬉しかったことなど、来場者の反応なども含めて色々と伺ってみる。

ミヤザキ氏
「非常に多くの方に足を運んでいただいており、それに加えて、通りすがりの方でも『あ!知ってる!』といった具合に作品を知って下さっていて、足を止めていただけるため、非常に嬉しい。」

ミヤザキ氏の話通り、取材中も呪術廻戦のポスターを見て立ち止まった来場者が興味津々にゲームの説明を受けていた。ゲームの試遊も整理券制(予約制)となっており、その人気の高さが伺える。では、実際に試遊に訪れる方々は「ゲームに興味ある方」なのか「作品に興味のある方」なのか、その属性について感触を伺ってみた。

ミヤザキ氏
「ハッキリは分かりませんが、感触としては半々かなと思います。やはり、ゲームマーケットという会場の性質上、ゲームにモチベーションのある方もいますし、呪術廻戦が今とても旬な作品なので、原作に詳しくて世界観を楽しんでおられる様子も伺えます。」

原作ファンのみならず、ゲーマーもちゃんと訪れているということから、ミヤザキ氏は「出展の意義があった」とも話していた。そんなゲームマーケットというイベントは、他のイベントと雰囲気の違いなどあるかも聞いてみる。恐らく、数多くのイベントを経験しているであろう集英社ゲームズから見てゲームマーケットはどのように見えているか?個人的に興味が湧いてしまった。

ミヤザキ氏
「この表現が正しいかは分からないのですが、『アットホーム』だなと感じます。来場者の方みなさんから『一緒に楽しもう』といった気持ちが伺えると言いますか、たとえば、『ボドゲになったらうれしいマンガ』なんて企画ボードを設置しているんですが、こういう企画にも積極的に参加していただけていて、そういうのはゲームマーケットならではだなと思いました。」
 

確かにゲームマーケットは、その中心に「ゲーム」を据えているため、「遊ぶ」をメインに考えて来場される方が多いのかも知れない。もちろん、他のイベントも来場者と出展者の関係は良好であるとは思うが、ゲームマーケットは、よりゲーム的な、目的に対する一体感を感じられるイベントなのかもしれない。

そんなゲームマーケットに集英社ゲームズはどのように関わっていくのか?今後の出展や、取り組みについて最後に聞いてみる。

ミヤザキ氏
「個人的にはなりますが、引き続き出展できればと思っています。作品が好きな方へ向けて良いものを提供したいという気持ちもありますが、ゲームですので、ゲームとして面白いものを作りたいという気持ちも強く、ゲームマーケットに出展することで、ゲームの部分を楽しんだり、評価していただける方へアプローチできると考えています。」

ゲームマーケットへの出展は、集英社ゲームズにとって「作品のファンも、ボードゲームのファンも両方を満足させる」という目的にきっと即したものなのだろう。今後の作品や展開に期待したい。

謎解き・脱出ゲームの大手も続々出展



「SCRAP」「タンブルウィード」「タカラッシュ」などなど
近年、謎解き団体や、脱出ゲーム関連企業の出展も多くなってきました。
そこで今回は、老舗である「SCRAP」と、一風変わった謎解きを展開する「トキキル」の2ブースに話を伺う。


SCRAPは、謎解きをする方なら誰しも避けて通ることは出来ないであろう老舗団体。脱出ゲームをブームに押し上げ今も尚、進化を続けている。そのSCRAPがボードゲームのイベントでも存在感を現わしているため、どんな作品をもって飛び込んできているのかなど、広報の竹田氏に話を聞いてみた。

竹田氏
「SCRAPは前回から出展し始めたと思われているかもしれませんが、実は過去にも出展実績があり、前回のゲームマーケット2023秋から出展を『再開している』んです。出展作品は、SCRAPの店舗でも販売している人気のグッズや書籍はもちろん、マーダーミステリーも販売しています。新作は『先行販売』という形も取らせていただいております。」

前回のゲームマーケットから「マーダーミステリー」を扱っているSCRAP。非常に好評とのことで、前回、会期中に品切れとなってしまった経験から、新作「謎だらけのグランドホテルからの悲鳴」は多めに用意しているという。

次にその新作についても、制作者の秋山氏に掘り下げて話を聞いてみた。

秋山氏
「ゲームマスター不要で遊べる4人用のマーダーミステリーになっていて、初心者の方も楽しめるかと思いますが、中級者あるいは、マーダーミステリーをそこそこ遊ばれている方にもそれなりに歯ごたえを感じて貰える作りになっているかと思います。もしかしたら、解けない方もたくさんいらっしゃるかもしれません(笑)」

マーダーミステリーというコンテンツの性質上、ネタバレになってしまうためこれ以上の詳細は聞けないが、単純に初心者向けの作品ということではなさそうだ。謎解きを扱うSCRAPならではの仕掛けがあるのだろうか?期待は膨らむ。

ゲームマーケット後は、5/8からSCRAP探偵団(ファンクラブ)向けに1週間の先行販売をし、一般販売はその後になるという。早く遊びたい方にとって、ゲームマーケットが最速の入手手段となる。


次に訪れたのは、ゲームマーケットに登場した異色のアパレルブランド「トキキル」。

まずは「トキキル」がどのようなアパレルブランドなのか?クリエイティブディレクターの常春氏に話を伺った。


常春氏
「トキキルは『解けないと買えない服屋』と銘打ちまして、全ての服に暗号が仕掛けられており、その暗号の答えを店員に伝えることで初めて買えるアパレルメーカーとなっています。前もってweb上に写真も掲載しているので、来店まえに暗号を解いていただくことも可能です。ただ、問題なのは……暗号がとても難しいです(笑)でも、そこはまたメリットもあって……店舗に来ていただければ、スタッフがヒントを提供するので、コミュニケーションが自然と発生するんです。洋服買いに行くとき、店員さんに話しかけられるの苦手な方って多いじゃないですか?でもトキキルは、店員から話しかけると喜ばれるんです!『店員さんに話しかけられてこんなに嬉しい服屋は無い』って言われます。」

確かに、一人で服を選びたいとき、店員の声掛けを煩わしく思う方も多いだろう。しかし、そもそもヒントを必要としている方が多いのであれば、煩わしい声掛けが有意義なコミュニケーションに変化する。非常に面白い考え方だ。

常春氏
「我々は『体験型服屋』であり、服を買う行為そのものを楽しんで貰うことを重視してます。初出展ですが、非常に手応えも感じていて、この新しいお客様との関わり方をもっと広められたらいいなと思っています。」

ブース内も非常に賑わっており、服を手にした来場者は、満面の笑みを浮かべる。ただ服を買っただけでは出ないであろうその笑顔を観れば、常春氏の仕掛けが多くのユーザーを楽しませていると分かる。

最後にトキキルの代表、長島くるみ氏に今後の展望とゲームマーケットへの出展の継続性を聞いてみる。


長島氏
「今後、色々とコラボが決まっていて、お話できる範囲だと『ヤバイTシャツ屋さん』の『ありぼぼ』さんや、元モーニング娘。の『紺野あさ美』さん、『小川麻琴』さんとのコラボが決まっています。この辺りのコラボ商品をゲームマーケットでも展開していきたいので、引き続き、出展を検討したいと思っています。」

アパレルとエンタテインメントのコラボに加え、著名人とのコラボのシナジーも楽しみなトキキル。次のゲームマーケットでも、わくわくするような仕掛けを期待したい。

大盛況のステージイベント

最早恒例と言ってよい、ゲームマーケットのステージイベント。

会場が広くなったからだろうか?今回はかなりグレードアップしており、観覧スペースが広く、椅子も用意されていた。(前回まではオールスタンディング)


1日目のステージイベントは、これまた恒例となっている「三遊亭楽天」氏のTRPG落語から始まり、2ステージ目は、ボードゲームデザイナーの「フリーデマン・フリーゼ」氏が登壇。フリーゼ氏と言えば、代表作は「電力会社」で、全身緑に包んだファッションが特徴。自身の作るゲームのパッケージも緑で統一され、タイトルはFで始まる。

その特徴的な髪色もあって非常に人気者であり、ツーショット写真の撮影や、サインの要望でひっぱりだことなっている。全てに笑顔で対応するフリーゼ氏のファンは多い。

「Fで始まるゲームタイトルを考えるときは辞書を引く」といったトーク内容に会場は湧いていた。


1日目のラストステージは「マーダーミステリー」のトークショウ。

前半30分はグループSNEの安田均氏をはじめ、マーダーミステリー制作者のとんとん氏、小田ヨシキ氏、ユート氏が登壇し、「マーダーミステリーを作るようになったきっかけ」など制作サイドの話が続く。


後半は、堀江貴文氏が登壇し、タレントの白雪りら氏、ワンドローの木皿儀隼一氏も交え、プレイヤー目線の話や、堀江氏みずから企画したマーダーミステリー「堀江貴文殺人事件」の話まで、トークセッションが行われた。

堀江氏は、同時期に発売となった「ヒカル殺人事件」についても触れ、その話題の中でヒカルと内田理央の熱愛報道の話も飛び出すなど、大いに会場を湧かせた。

ステージ後、堀江氏は「マーダーミステリーブース(特設05)」に出向き、自ら「堀江貴文殺人事件」を手売りし、ファンとの交流を楽しんでいた。


まだまだ紹介しきれない「楽しい」がたくさん

かなり長くなってしまったが、まだまだ書ききれないほどの「楽しい」が沢山詰まった「ゲームマーケット2024春」。ゲームマーケット直前に、主催であるアークライトをKADOKAWAが子会社化する発表もあり、今後さらなる飛躍も期待できる。

そんな、ボードゲームを中心に、でもボードゲームの枠に捕らわれないエンターテインメントに溢れたイベント『ゲームマーケット』に、少しでも興味が湧いたなら、足を運び、覗いてみてはいかがだろうか?

ただひとつ、ゲームマーケット初心者の方にアドバイスするとすれば、楽し過ぎて財布の紐が緩みがちなので、そこは注意が必要だ。