『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024 SPIN-OFF THE BONDS 2024 in Taiwan -GIGA WORLD SERIES #1-』2024.5.10(FRI)LIVE WAREHOUSE(高雄)、11(SUN)Zepp New Taipei(台北)

毎年、大阪・舞洲にて開催している大型音楽フェス『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL』(通称『ジャイガ』)。今年も夏の『ジャイガ』に向け、既に多くのアーティストが解禁され、期待が高まっている。そんな最中、『ジャイガ』のスピンオフイベントとしてこちらも毎年複数開催している『THE BONDS』。その『THE BONDS』から、これまでも数々のアーティストが夏の『ジャイガ』への出演を果たしている。常にパワーアップし、年々規模を増していく”GIGANTIC STORY”が、今回は海を越え台湾で開催! sumika、Penthouse、緑黄色社会の3組が台湾のオーディエンスと共に作り上げた、熱い2日間のうち、1日目の高雄公演のオフィシャルレポートをお届け。

sumika

sumika 撮影=sho

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本公演のトップはsumikaの「大家好(こんにちは)、sumika!」という一声からスタート。「フィクション」から早速手拍子で会場全体を巻き込み、そのまま歓声が上がる中「ファンファーレ」へ。3曲目「ふっかつのじゅもん」は片岡(Vo.Gt)、小川(Key)のツインボーカルで疾走感溢れるナンバーで序盤からますます勢いが増していく。「sumikaにとって初の海外ライブ。大好きなバンドPenthouse、緑黄色社会と一緒にここに来ることが出来て嬉しい」と片岡が思いをいっぱいに語った。MC後にはアニメ『ダンジョン飯』のテーマ曲としても人気を博している新曲「運命」。軽快なリズムで一気に会場を虜に。

sumika 撮影=sho

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続いて 「イコール」では小川のボーカルの力強さが会場を包み、言葉の壁を越え心に響いたはずだ。そして「Summer Vacation」が始まりオーディエンスは思い思いにこの空間を存分に味わっていた。「いつになってもsumikaとして初めての海外ライブは台湾」と、これからもずっと記録と記憶に残り続けるライブになったことを喜んでいた。お次は打って変わってバラード「春夏秋冬」で優しいボーカルの声とキーボードの繊細な音にみな耳を傾ける。いよいよラストは「Starting Over」。リズミカルなメロディに客席も合わせてみなでシンガロング! MCではファンや台湾の方々に向け、感謝の言葉を中国語で伝え続け、sumikaらしい前向きなサウンドで一体感を作り上げ、海外初ステージにして沢山の支持を集めた3人だった。

sumika 撮影=sho

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Penthouse

Penthouse 撮影=sho

Penthouse 撮影=sho

続いて登場したのはPenthouse。1曲目「...恋に落ちたら」の心地よいリズムで一気にオーディエンスを巻き込み、客席と一緒に大合唱する場面も。続いて軽快なテンポが印象的な「Jukebox driver」ではダンサブルなメロディに思わず身体を揺らす。MCでは「ごはんがおいしい」「好吃!」と、早速台湾の虜になったエピソードを。そしていよいよ3曲目は先月4月にリリースした『我愛你』!台湾のオーディエンスとコール&レスポンス、まさにこの日にぴったりの楽曲。「蜘蛛ノ糸」では艶のある2人の歌声でぐっと視線を引き寄せ、5曲目「恋標」のラスサビではスマホライトを使った演出で客席が一体となった。

Penthouse 撮影=sho

Penthouse 撮影=sho

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そしてMCに入ると浪岡(Vo.Gt)が「台湾の言葉で伝えたいことがあります、上手じゃないのでメッセージを読みます」と手紙を手にし、「初めて海外でライブが出来たことは、本当に嬉しくて忘れられない」、大島(Vo)は「いつか台湾にまた来れるよう全力を尽くします、応援してください」と、ばっちりの中国語で感謝の言葉を伝えた。その後は「夏に願いを」「フライデーズハイ」と続き、圧倒的な歌唱力・メロディをこれでもかと見せつけてくる。週末の夜にぴったりのエモーショナルなステージだった。ラストは浪岡の煽りから 「Live in This Way」が始まりツインボーカルならではの畳みかけるような掛け合いに観客が沸く。音楽があることの豊かさを感じさせる、心に突き刺さるようなライブだった。

Penthouse 撮影=sho

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緑黄色社会

緑黄色社会 撮影=sho

緑黄色社会 撮影=sho

1曲目は「始まりの歌」。このTHE BONDSのworld seriesも始まったばかり。これからの進歩を鼓舞するような、まさに新たな始まりを感じさせる楽曲からスタート。「Party!!」では弾けるようなビートに合わせて長屋(Vo.Gt)がステージを目いっぱい使って煽り、オーディエンスがクラップで応える。続いて「キャラクター」ではキュートなメロディと共にメンバーがステップ! 3曲目までノンストップで歌い上げた。MCでは「台湾の人? 日本の人? 他の国から来た人?」と観客とコミュニケーションを取る。4曲目の「サマータイムシンデレラ」では伸びやかに、続く「Shout Baby」では圧巻の歌声で会場全体のグルーヴを増幅させていく。

緑黄色社会 撮影=sho

緑黄色社会 撮影=sho

緑黄色社会 撮影=sho

緑黄色社会 撮影=sho

長屋と小林(Gt)が「尖叫聲ー!(盛り上がれー!)」「言葉が通じなくても音楽って本当に凄い力をもってるんだなと実感した」と観客に思いの丈をぶつけた。6曲目、大人気アニメ『薬屋のひとりごと』のオープニング曲でもある『花になって』では、アグレッシブかつスリリングなサウンドがガツンと響く。次の曲へ移ろうとした際機材トラブルに見舞われたが、その間に長屋と観客との交流が自然と生まれた。「我吃肉(私は肉を食べた)、、牛肉鍋を食べた!好吃(美味しい)!あと、タピオカも。それで、クレーンゲームでカピバラのぬいぐるみを取って。付けてこようと思ってたのにホテルに忘れた!(笑)」そんな台湾での日常が垣間見れた和やかな雰囲気の後、台湾でも多くの人に知られている「Mela!」で観客に熱いエールを送り、会場全体が大いに沸き立った。いよいよラスト、「みんな本当に会えてよかったよー!」とこの日を喜び合う一言と共に「sabotage」。明日からの希望となるような曲で本公演を締めた。最後に「また会おう」と長屋が明るく再会を約束した。

緑黄色社会 撮影=sho

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緑黄色社会 撮影=sho

翌日の台北公演はSOLD OUT。高雄での勢いに負けないほどの熱気が会場を包んだ。3組共に今年の7月のジャイガにも出演が決定しており、(お土産話も楽しみにしながら……)夏を迎えるのがますます心待ちになったオーディエンスも多いに違いない。

これにて”GIGA WORLD SERIES”第1弾が終了! これまでも新しい取り組みを発信してきた『ジャイガ』だが、今回の初の海外公演は大成功に終わり、今後の展開が未知ではありながらも、期待が増していくばかり。7月20日(土)・21日(日)、舞洲では更なるワクワクを味わえるだろう。

『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024 SPIN-OFF THE BONDS 2024 in Taiwan -GIGA WORLD SERIES #1-』LIVE WAREHOUSE(高雄) 写真=オフィシャル提供(撮影:Sotaro Goto)

『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024 SPIN-OFF THE BONDS 2024 in Taiwan -GIGA WORLD SERIES #1-』LIVE WAREHOUSE(高雄) 写真=オフィシャル提供(撮影:Sotaro Goto)