大阪府の地方独立行政法人・天王寺動物園の公式サイトが18日更新され、同園で飼育されている3頭のカバ「テツオくん」「ティーナちゃん」「ゲンちゃん」のうち、「ゲンちゃん」の性別について報告した。

 公式サイトでは「2017年にメキシコのAfrican Safari からオスとして来園し、これまでオスとして飼育してきたゲンちゃん」について、「年齢を重ねてもオス特有の行動が出ないことや、生殖器が目視で確認できないことから、本当にオスなのかどうかという疑いが生じておりました」と伝えられた。

 このため「外部機関でDNA鑑定を実施した結果、メスであることが分かりました」と報告。来園当初、メキシコの担当者からは「オス」との説明があり、また輸入に必要な書類にも「オス」と記載されており、「当時5歳でまだ子どもであったため、われわれも全く疑っていませんでした」と説明した。

 今回の結果を受け同園では「導入動物の性別を再確認する重要性を認識し、二度とこのようなことがないよう気を引き締めてまいります。今後もゲンちゃんにとって快適な環境を提供できるよう努めて参ります」と約束した。

 しかし7年間ファンに親しまれた「ゲンちゃん」という名前については「変更はいたしません」とした。

 このまさかの報告にSNSでは「ひええええ、びっくりした!!」「ゲンちゃんになにかあったかと思った」「何のお知らせ…?ドキドキしながら読みました」「私にとって、ゲンちゃんはゲンちゃん」「ありのままで天王寺で元気に過ごして欲しいです」など温かい声が寄せられた。