オリックスの「ルーキーズ」がブルペンの危機を救う。ドラフト6位・古田島、同5位・高島が9日、平野佳や小木田らが離脱中の勝ちパターン継投入りへ意欲を見せた。

 「勝っている場面で投げられたのはステップアップと思うし、これからが大事」

 まず言葉に力を込めたのは古田島だ。6日楽天戦では4―0から2点を返され、なお2死一、三塁で登板し、鈴木大を遊直に仕留めた。ド派手なガッツポーズは周囲から「優勝してる」とイジられるが、売り出し中の熱血キャラに球団営業部もグッズ化を検討中だ。

 一方、端正なルックスで「王子から来た王子様」と呼ばれる高島は、8日楽天戦で2回を完全投球。「勝ちパターンの2人がいないのは不安材料と思うけど、そこはチャンスと思って」と、クールに闘志を燃やした。(山添 晴治)