◇インターリーグ ドジャース―ブルージェイズ(2024年4月26日 トロント)

 ブルージェイズのジョン・スナイダー監督(44)が26日(日本時間27日)、本拠でのドジャース戦前に取材対応。昨オフにFAで獲得に動いたドジャース・大谷翔平投手(29)について言及した。

 指揮官は「オフに大谷獲得に動いたことで組織が学んだことは?」と問われると「いい質問だ。彼は偉大になりたいと思っていることは簡単にわかることだ。それは我々もダイレクトに感じ取った。我々に対する彼の印象は本当に良かったと思う。そのことを通して思うのは、彼や他のどんな選手でも自分の組織について話しあうことはとてもいいことだと思う。そして、我々が彼に与えたものに対し彼はいい印象を持っていたと思う」と説明。「世間は彼をどう受け止めていると思うか」と問われると「それはわからないな。彼は素晴らしい選手だ。ファンがどう思おうと勝手だが彼は何も悪いことをしていない。何を言いたいかわかるかい?面白くなるのは間違いない。彼に会ったのは12月だった。冬のことだ」と答えた。

 さらに「大谷は何を聞いてきたのか」と問われると「ファームシステム、ロースターの構築、勝利のためのリソース(資源)。しかし、その大部分は彼がどうすればもっと良くなるのか。そのために我々が供給できるものは何か、ということだった。彼は自分のやっていることをよく理解している。それよりも我々がどのように活動しているのか、この先にどのような計画を立てているのか、そういうことに興味があったのだと思う。彼が興味を持ったのは我々の日常的に行なっていることでどんなところが彼の助けになるかということだったと思う」と返答。「そのプロセスは準備万端か?」と質問されると「とてもだ。彼は何事にもかなり几帳面だ」と印象を語った。

 昨年12月には一部米メディアが「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と誤報して騒動になった。当日の行動を問われた指揮官は「何をしていたかな。多分、家の裏庭でビールを飲んでいたと思う。フライトの追跡はしていなかったよ(笑い)」と説明。「どの時点で彼が搭乗していなかったというテキストを受けとったのか?」と問われると「そのニュースが流れた直後だった」と明かした。