元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(49)が5日、故郷の石川県能美市で野球教室「MLB “PLAY BALL” in ISHIKAWA」にゲスト参加した。

 「MLB Japan」と、松井氏が代表理事を務めるNPO法人「松井55ベースボールファウンデーョン」が開催。1月1日の能登半島地震に被災した珠洲市、輪島市、七尾市、能登町、穴水町、志賀町などから子供たちを招待して実演指導などを行い、被災地に笑顔を届けた。

 松井氏は冒頭で「ケガしないよう、いい一日にしましょう。今日この経験で明日以降、いろんなことに頑張れる、そういう一日になるよう頑張りますので、よろしくお願いします」とあいさつした。

 また、打撃の実演コーナーでは「生まれ故郷なのでそのパワーをもらって打ちたい」と臨み、26スイング目で右越えに柵越えを放ってガッツポーズを見せた。

 松井氏は巨人時代には背番号55にちなみ、こどもの日の5月5日は「ゴジラの日」と位置づけられていた。1996年には前年1月の阪神大震災で両親を亡くした子供9人を東京ドームに招待。2013年の5月5日には東京ドームでの広島戦前、恩師の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督とともに受賞した国民栄誉賞の授与式と、自身の引退セレモニーが行われた。