◇セ・リーグ 巨人0―2中日(2024年5月6日 バンテリンD)

 巨人は敵地で中日に敗れて2連敗を喫し、貯金ゼロ。試合後には、4回6安打2失点で今季初黒星を喫した横川凱投手(23)、左膝痛を再発させた梶谷隆幸外野手(35)、中山礼都内野手(22)の3選手が1軍を離れることが決定した。

 7日からは2020年ドラフト1位右腕の平内龍太投手(25)、ドラフト4位ルーキーの泉口友汰内野手(24=NTT西日本)、そして、秋広優人内野手(21)の3選手が1軍に合流する。平内と秋広は今季初の1軍昇格となる。

 秋広は昨季121試合に出場して一時はクリーンアップも任された。規定打席にはわずか4打席足りなかったが、打率.273、プロ初アーチを含む10本塁打、41打点とブレーク。

 今季は春季キャンプで1軍スタートだったが、オープン戦で打率.125、0本塁打、2打点と結果が出ず、3月21日には阿部慎之助監督(45)が開幕2軍スタートを明言していた。

 泉口は新人ながら西舘、佐々木とともに開幕1軍スタート。だが、10試合に出場して14打席に入るも11打数0安打でプロ初安打に恵まれないまま4月19日に出場選手登録抹消となっていた。

 梶谷は3月29日に行われた阪神との開幕戦(東京D)で3回にダイビングキャッチでピンチを救い、5回には1号2ラン。攻守にわたる活躍でチームを勝利に導いた。

 だが、左膝違和感のため4月3日に出場選手登録抹消。「長嶋茂雄DAY」として阪神戦(東京D)が行われた5月3日に再登録され、翌4日の同戦では「6番・右翼」に入ってスタメン復帰。4日、5日と安打も放っていたが、無念の再離脱となる。