元世界3階級王者の八重樫東氏(41)が7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。6日に開催された東京ドームでのボクシング4大世界戦の舞台裏を明かした。

 八重樫氏は自身がトレーナーを務める元K―1王者でデビュー9戦目の武居由樹が、セミファイナルでWBO世界バンタム級王者のジェーソン・モロニーに挑戦。序盤から王者に有効なパンチを当てて、判定3―0で世界初挑戦で王座奪取。そして初のKー1とボクシング世界王者の2冠に輝いた。

 八重樫氏は試合後の武居と試合直前だった井上尚弥のバックヤードでのやりとりを明かした。セミで世界王者になった武居がバックヤードに戻ると、メインに出場する尚弥が気合いの入った表情で入場を待っていた。試合直前にもかかわらず尚弥は「よくやった!」と駆け寄って武居とハイタッチして勝利のバトンを受ける場面があったという。

 八重樫氏は「ちょっとウルッときて感動しましたね…良いバトンを渡せてよかった」と感動のワンシーンを振り返った。