◇Jpn2・エンプレス杯(2024年5月8日 川崎ダート2100メートル)

 8日のJpn2・エンプレス杯は、武豊が騎乗したオーサムリザルト(牝4=池江)が制し、デビューから無傷6連勝で重賞タイトルを獲得した。

 初の地方、初のナイター、強豪相手の初の重賞挑戦など初物づくしとなった一戦。「今までずっと勝ってきていたのでストップさせたくない気持ちもあった。ただ、今日は強いメンバーだったので、どこまでやれるかなという気持ちと両方あった」と振り返った武豊だが、モノの違いを見せつけた。

 好スタートを決めて先行すると、1周目の直線で先頭に。アイコンテーラーがプレッシャーをかけてくる厳しい展開も跳ね返し、最後は猛追するグランブリッジも封じ込めた。

 「1頭になると気を抜く癖がある馬なのでヒヤっとしたけど内容的には完勝だった」と話した名手は、「まだ強くなりそう。これからがほんっと楽しみ」と明るい未来を見据えた。

 ▼エンプレス杯 川崎競馬場でデビューし中央移籍後の1951年にオークスを制したキヨフジの功績を称え55年に「キヨフジ記念」として創設。91年に現レース名となり、97年に統一G2(07年からjpn2表記に)となった。