尊富士が夏場所全休へ 幕内優勝の翌々場所に十両転落なら史上初 平幕V翌場所初日から休場も史上初
尊富士は春場所14日目に右足首を負傷。捻挫と靱帯損傷で春巡業を全休し、4月末から四股、5月4日から一丁押しとぶつかり稽古を再開したばかりだった。9日の稽古後、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が「四股も満足に踏めていない。稽古できないと相撲は取れない。まだ治っていないから無理ですね」と休場を明言した。
優勝力士が翌場所初日から休場となれば、19年春場所優勝後に夏場所全休した白鵬以来(コロナ関連を除く)。平幕優勝に限れば史上初となる。
また、東前頭6枚目の尊富士は全休なら一気に十両転落の可能性もある。番付は下に11枚あるため周囲の状況次第では残留できる可能性も残されているが、幕内優勝力士が翌々場所で十両転落となればこれまた史上初の珍事となる。