◇ナ・リーグ　ドジャース6−4ダイヤモンドバックス（2024年5月20日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（29）が20日（日本時間21日）、本拠ドジャースタジアムでのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数1安打。チームは4連勝を飾った。

　初回の第1打席は相手先発・マンティプライの初球でセーフティバントを試みて投手への内野安打となり、意表を突く形で出塁した。

　3回無死一、二塁の第2打席は四球で好機を拡大。フリーマンの勝ち越し満塁本塁打を呼び込んだ。5回の第3打席は左翼フェンス際へ大飛球を放ったが惜しくも左飛に倒れた。

　8回の第4打席も痛烈なライナー性の打球を放ったが、惜しくも一塁手・ウォーカーの正面に飛び、一直に。この打球は114・1マイル（約183・6キロ）を計測した。

　3打数1安打で打率・353のまま、ナ・リーグ首位打者をキープした。

　打線は0−1の3回にE・ヘルナンデスが同点ソロを放つと、無死満塁からフリーマンの満塁本塁打で勝ち越しに成功。この回、スミスにもソロが飛び出し3発で6点を奪った。

　大量援護を受けた先発・山本も6回1/3を7安打2失点と粘投し、5勝目を挙げた。終盤。ダイヤモンドバックスの反撃にあったが、救援陣が踏ん張り逃げ切った。

　ドジャースは4連勝。50試合を終えて33勝17敗の貯金16、ナ・リーグ西地区で独走している。

　大谷は前日のレッズ戦で、2−2の延長10回2死一、二塁で右前へ移籍後初のサヨナラ打を放ち「素晴らしい瞬間だった」と手荒い祝福にも笑みを浮かべた。日米通じて4度目となった劇的打を含む2安打を放ち、打率・353としてリーグトップに再浮上した。