卓球の「ITTFワールドカップ2024」がマカオで行われている。世界ランキング12位の張本美和(木下グループ)は20日に同2位の王曼昱(中国)と対戦する。

■難敵を次々に撃破

今大会の張本美は好調を維持しながらグループステージを突破すると、決勝トーナメント1回戦では世界ランキング3位の王芸迪(中国)を4−1で撃破し中国超えを達成。

さらに、準々決勝でも同10位のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)を4−1で下し、日本勢では唯一のベスト4進出を果たした。

そして迎えるのが準決勝で王曼昱との対戦。中国メディア『捜狐』もこの試合に注目しており、「能力の面ではまだ王曼昱がアドバンテージを持つ」と世界2位が有利に立つと予想。それでも、「張本美和はこの1年で伊藤美誠を追い出し、五輪出場を決めた」とここ最近の急成長ぶりに言及している。

パリ五輪まで100日が切ったなか、王芸迪につづく中国勢撃破となるか。躍進を見せる張本美の活躍には注目が集まる。