ドジャース大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地ドジャースタジアムでのレッズ戦に「1番DH」で先発出場。4打数無安打だった。

大谷は移籍後初の1番起用となったこの試合で打率を.350に落とし、僅差でウィリアム・コントレラス捕手(ブルワーズ)に首位を譲った。それでも、各スタッツでナ・リーグ上位に位置し、高いパフォーマンスを見せている。

■ナ・リーグ単独首位の13号

大谷はここまで46試合に出場し、打率.350、13本塁打、32打点、11盗塁、OPS1.079、64安打、16二塁打などいずれも高い数字。打率はコントレラスに6毛差の2位。首位打者は陥落したものの、依然として射程圏内に捉えている。

そして本塁打は17日(同18日)の13号でマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)を抜き去りナ・リーグ単独首位。メジャー全体トップはオリオールズの新星、ガーナー・ヘンダーソン内野手の14本だが、これも1本差で狙える数字である。

また打点32、11盗塁はともにナ・リーグ6位の数字。今季の大谷は二刀流で稼働してきたここ数年に比べ、盗塁のペースを伸ばしており、自己最多の26盗塁(2021年)の更新も狙える。トリプルスリーやメジャー史上6人目の「40-40(40本塁打&40盗塁)」の達成にも期待が高まる。

メジャー史において、守備面での貢献が見込めないDH専任でのMVP受賞者はおらず、大谷のリーグをまたいでの2年連続MVPに向けてのハードルは低くない。それでも、二刀流封印となっているシーズンで大谷が“史上最高のDH”としてメジャー史に名を刻めるかは注目したい。