モスフードサービスが展開するモスバーガーは5月24日、一部を除く全国の店舗で「エビグラスソースの海老カツバーガー」「エビマヨソースの海老カツバーガー」を発売する。7月中旬までの期間限定。各税込520円。

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“エシカル(倫理的)”をコンセプトに開発したハンバーガー。2つの商品に使っているソースには、鹿児島県南九州市で陸上養殖されているバナメイ海老の「白姫(しらひめ)えび」を使用。この白姫えびのうち、市場では販売できないこともある規格外品を殻付きのまま焼いて煮込み、海老の旨みを引き出したソースに仕上げている。なお、海老カツに使っている海老は「白姫えび」ではない。

「白姫えび」は、ニッスイが「陸上養殖(閉鎖式バイオフロック養殖システム)」により育てたブランド海老。遊離アミノ酸含有量が一般のバナメイ種より多く、強い甘みと旨みが特徴。同養殖では、使った水を再利用するため、海洋汚染の原因となるエサの残骸を排出しない。内陸部や山間部など、海から離れたところでも魚介類の養殖が可能であることから、地方の空き家や農作放棄地の有効利用にもつながるという。

「エビグラスソースの海老カツバーガー」は、海老のむき身をふんだんに使って揚げた海老カツに、カロリーハーフマヨネーズとキャベツの千切りを合わせ、その上に“エビグラスソース”をかけている。

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エビグラスソースは、“海老”とデミ“グラス”ソースを掛け合わせた造語。デミグラスソースをベースに、オーブンでじっくり火を通した殻付き海老のエキスやたまねぎを加えて煮込み、濃厚なソースに仕上げたという。白姫えびのエキスは、「エビマヨソースの海老カツバーガー」で使用しているエビマヨソースの約3倍量加えている。

一方「エビマヨソースの海老カツバーガー」は、海老のむき身がゴロゴロと入った海老カツに、カロリーハーフマヨネーズと細切りのレタスを合わせ、その上に“エビマヨソース”をかけている。

モスバーガー「エビマヨソースの海老カツバーガー」

エビマヨソースには、白姫えびから抽出したエキスをベースにケチャップなどを加えており、酸味と甘みの両方が感じられるという。隠し味にレモン果汁を使い、さっぱりと仕上げている。