老朽化に伴う大規模な改修工事が完了し、4月にリニューアルオープンする仙台市博物館の施設内が22日、報道公開されました。展示ガラスや資料保存のための最新の空調設備が導入されています。

4月2日にリニューアルオープンする仙台市博物館。館内のレイアウトはこれまでと変わりませんが、前回の全面改築から38年が経ち、老朽化が進んでいたため、2年半かけて大規模な改修工事を行ってきました。今回の改修の目玉は、展示室に導入された透過性の高いガラスです。

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中川太郎記者:
「これまでのガラスが使われたケースは、断面が緑色です。そして改修後は透明度が増し、実際の色で見ることができます」

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また、照明にはLEDが採用され、熱による展示物への影響が大幅に軽減されます。さらに、資料の保存環境をより良くするため、室温を20度、湿度をおよそ60%に維持できるようにしました。

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仙台市博物館 今井吏館長:
「心地よい時間をお過ごしいただけるような場所にしたいと考えております」

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館内のホールや乳児用の休憩室なども新しくなり、鑑賞する人にも過ごしやすい環境が整いました。仙台市博物館はリニューアルオープン後、これまでよりも2割ほど多い年間18万人の来館を見込んでいます。