宮城県栗原市で27日、能登半島地震で被害を受けた石川県内で支援活動にあたった市の地域おこし協力隊が、被災地の現状について報告しました。

栗原市が開いた能登半島地震を考える会には、市民らおよそ40人が参加しました。会では、栗原市地域おこし協力隊の手代千賀さんが能登半島地震での活動について報告しました。

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手代さんは、地震発生翌日からおよそ2か月間、石川県能登町などの被災地で行政と住民との間に入りボランティアの調整など支援をしてきました。

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栗原市地域おこし協力隊 手代千賀さん:
「3か月間も水が出ないということにびっくりしている。だからこそ他人事ではなく自分事で考えたときに何ができるか。サバイバルではないが皆さんに振り返っていただければな」
参加した人:
「自分がどうやって行動するか常に家族にも考えさせる。自分も家を守ることを常にやっていきたい」

また、参加者からは「普段から住民同士のつながりや信頼関係を築きながら災害時に助け合える地域づくりが大事」といった意見などが出されました。栗原市も2008年の岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けていて参加者は改めて災害への備えについて考えていました。