国民体育大会=国体について宮城県の村井嘉浩知事は「廃止も一つの考え方」などと述べ、現在の運営方法に対し疑問を呈しました。

宮城県 村井嘉浩知事:
「今と同じ47都道府県対抗の国体でいいのか。(中略)私の個人的の考え方として廃止も一つの考えではないかと思っていますが」

宮城県の村井嘉浩知事は、8日の会見でこのように述べ、各都道府県持ち回りで開催されている国体について現在の運営方法に対し疑問を呈しました。選手団の旅費など財政負担が大きいことに加え、大都市の方が選手層が厚くなるとして「47都道府県で順位を競うことに意味があるのか」などと指摘しています。一方で「何もかもやめるのではなく、マイナー競技や障害者のスポーツ大会は継続するなど、3巡目が始まる前に一度立ち止まって議論すべき」などと述べています。村井知事は現在、全国知事会の会長を務めていて、今後知事会としての考えを日本スポーツ協会に提出する方針です。