仙台市の秋保地区に新しい特別支援学校が9日、開校しました。高等部には産業技術科が設けられ一般就労を目指した学習が行われます。

仙台市太白区の秋保地区に開校したのは「県立秋保かがやき支援学校」です。

TBC

9日は、高等部の開校式と入学式が行われました。式には1期生となる40人が臨み、新入生を代表して産業技術科の稲村和磨さんが学校生活での目標を述べました。

秋保かがやき支援学校産業技術科1年 稲村和磨さん:
「これから始まる高等部での生活では、自分の将来の夢に向かって、何事にも前向きに取り組んでいきたいと思います」

秋保かがやき支援学校産業技術科1年 稲村和磨さん

秋保かがやき支援学校には、特別支援学校の小・中学部、高等部普通科のほか就労に向けた職業教育を受ける高等部産業技術科が設けられていて、こうした形の設置は県内で初めてだということです。

県立かがやき支援学校 門脇敏昭校長:
「(秋保地区には)旅館や温泉施設もあり、自然もあわせ有している。人と自然と地域とのかかわりを学校教育活動の中に取り入れながら進めていきたい」

県立かがやき支援学校 門脇敏昭校長

産業技術科では、軽い知的障害のある生徒が寄宿舎生活を送りながら、地域の宿泊事業者らと連携した実習などを通じ、観光や介護福祉などの分野への就労を目指します。

秋保かがやき支援学校では小・中学部なども含め合わせて114人が入学し、高等部では、10日から授業が始まります。