宮城県石巻市の離島、金華山で、20年以上にわたってシカの撮影を続けた男性が写真集を出版し16日、石巻市長に報告しました。

一列になって暑さをしのぐオスのシカたちに、サルにちょっかいを出される子ジカ。

TBC

撮影をしたのは、石巻市の三上義弘さん(86)で、齋藤正美石巻市長に写真集の完成を報告しました。

TBC

三上さんは、石巻市の中心部に生まれ、幼少期から訪れていた金華山のシカに魅せられ、1964年から21年間、その生態の撮影してきました。震災で、自宅にあったネガフィルムなどが被災したものの、金華山の復興支援にあたった一般社団法人が、島の神社に、一部が残っていたことを知り、今回の出版に至りました。

TBC

三上義弘さん:
「(カメラの)ファインダーをのぞく余裕がないので、瞬間的に構えてシャッターを切る。現像をしてみてこんなのが映っていた、撮れたという感じ」

TBC

写真集「霊島 金華山の鹿たち」は、税込み2750円で、石巻市内の書店などで取り扱っています。