開幕まで2か月余りとなったパリオリンピック。卓球で金メダルを目指すのが仙台市出身、張本智和選手と妹の美和選手です。前回東京でメダルを獲得した兄・智和選手が2度目のオリンピックへ抱負を語りました。

14日、都内で取材に応じた張本智和選手。迫る大一番へ今の心境を語りました。

張本智和選手:
「東京五輪の時よりも順調にきている。まだ6大会か7大会ぐらい海外遠征があるので、しっかりとそこで結果を残して世界ランキングのポイントを稼いで、いいシードを獲得することがやるべきこと。しっかり一大会終わるごとに課題を明確にして練習することを繰り返して、そうしたらあっという間に五輪が来ると思うので」

TBC

3年前、初出場となったオリンピックは、シングルスでメダルに届かず涙を飲んだ張本選手。その悔しさを団体戦で晴らしました。メダルをかけ韓国と対戦した団体の3位決定戦では攻めの姿勢を貫き相手を圧倒、にっぽんに銅メダルをもたらしました。

今回のパリは混合ダブルスも含む3種目に出場予定です。

張本智和選手:
「もちろん出るからには金メダルを目指して頑張りたい。中国が一番強いですし、どの種目においてもなかなか勝てていないのが中国なので。金メダルを取りたければ1回以上勝たなければならない。特に男子の場合、中国以外に強い選手、強い国がたくさんあるので、そういったライバルたちを上回るためにも出来るだけ完璧に近づけるように99%ぐらい自分の中でもっていけるように頑張りたい」

さらに話題となっているきょうだいでのオリンピック。妹の美和選手もこの夏は大注目です。

張本智和選手:
「妹が一緒に出ることですごく気持ちも楽というか。僕が(メダルを)取らなければきょうだいでのメダルはないと思うので。しっかり妹に負けないようにメダルを取って2人で笑って大会を終えられるように頑張りたい」

ふるさとへの想いもひときわ強い張本選手、宮城へ再びメダルを持ち帰ります。

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張本智和選手:
「東京の時に実際に銅メダルを仙台に持ち帰って、すごく喜んで頂いた姿を今でも忘れないので、パリでもっと良い色のメダルを複数枚とって持ち帰ってまた皆さんと一緒に盛り上がりたいなと思う。ぜひ応援して頂きたいですし、皆様のために僕も頑張りたい」