若い世代にも町内会の情報を届けます。宮城県多賀城市の町内会で無料通信アプリ「LINE」を用いて地域の情報を発信する取り組みがスタートしました。

「あしたは可燃ごみの収集日ですが祝日のためお休みとなります。」との「LINE」メッセージ。

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「LINE」で地域の情報を発信する取り組みを始めたのは、多賀城市高橋東2区町内会会長の佐藤亨さんです。

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佐藤さんは2011年6月から町内会長を務め、毎月、町内会新聞を発行したり、定期的にブログの更新を行っていました。こうした経験を活かし、ことし2月から運用を始めた町内会の公式LINEグループでもこれまでに27通の地域情報を登録者向けに発信しました。

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多賀城市高橋東2区町内会 佐藤亨会長:
「地元のことを知ることができるんです。もう一つには緊急情報を発信することができる。お互い住民が共通事項を理解できるということがあるんですね」

多賀城市高橋東2区町内会 佐藤亨会長

LINEグループでは、町内会活動の案内やイベント情報を発信しています。メニュー画面からは、ごみ収集日のカレンダーの確認もできるほか、災害時には、避難所の情報をいち早く発信できるなどの利点もあります。

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佐藤亨会長:
「ほかの町内でもやってもらいたい。こういうのが増えてきたら、町内というのが身近になるんじゃないかなと思います」

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佐藤さんは、「LINE」の運用を機に、地域の若い世代にも町内会の情報を積極的に発信していきたいということです。町内会が公式LINEグループで発信するのは高橋東2区町内会が県内初とみられます。