岩手・宮城内陸地震の発生から15年になるのを前に、教訓を後世に伝えるシンポジウムが宮城県栗原市で開かれました。

栗原市で開かれたシンポジウムには、市民らおよそ700人が参加し、黙とうを捧げました。

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2008年6月14日に最大震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震では、17人が死亡、6人が行方不明となっています。

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このうち、駒の湯温泉は、土石流にのみ込まれて、宿泊客ら7人が犠牲となりました。

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シンポジウムでは、駒の湯温泉で母と兄を亡くした経営者の菅原昭夫(すがわら・あきお)さんが当時の状況を語りました。

駒の湯温泉・菅原昭夫さん:
「母とともに外に退避しようと母の肩を押さえようとした時に、突然建物が崩れ、母が一瞬で目の前から消えた」

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参加者は、災害を後世に伝えることの大切さについて理解を深めました。