きょう24日(水)の朝は、きのうより冷えた所が多く、本州の内陸部でも霜が降りるくらい冷えた所がありました。日中は各地で気温が上昇し、朝と日中との気温差が15℃以上になる所もありそうです。関東から西では半袖で過ごせる所が多いでしょう。

けさ 霜が降りるくらい冷えた所も

きょう24日(水)の朝は、きのうより冷えた所が多く、この時期としては最低気温が平年より低い所が多くなりました。
午前6時までに最低気温が0℃未満の冬日となったのは、北海道の北部や東部を中心とした27地点(富士山を除く)で、5月下旬に冬日が20地点以上になったのは、2020年5月21日と22日以来3年ぶりのことです。

また、本州でも内陸部を中心に霜が降りるほど冷えた所がありました。午前6時までの最低気温は、長野県の野辺山2.3℃、群馬県草津市2.5℃でした。また、市街地もヒンヤリした朝となり、宇都宮市の午前6時までの最低気温は9.7℃と、5月下旬としては3年ぶりに最低気温が10度を下回りました。東京都心は4月下旬並みの11.8℃まで下がりました。

日中は気温上昇 関東から西は半袖の陽気

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日中はたっぷりの日差しで気温が上がります。
九州から東海は、一日の気温差が15℃以上になる所もあり、広い範囲で最高気温が25℃以上の夏日となるでしょう。日中は半袖の陽気で、湿度は比較的低いものの、動くと汗ばみそうです。

きのうヒンヤリとした空気に包まれた関東甲信は、気温が大幅アップ。最高気温はきのうより5℃から8℃くらい上がって、23℃前後の予想。内陸部では10℃近く高くなる所もあるでしょう。極端な暑さにはならないものの、寒暖差が大きくなります。運動会の練習など体を動かす際は、こまめに水分を摂るなど熱中症対策を忘れずに。

北陸や東北、北海道もきのうより高くなる所が多く、20℃を上回る所もあるでしょう。昼間は過ごしやすい陽気ですが、朝と日中との気温の差が大きくなる所があります。羽織る物などで上手に調節してください。

暑さに慣らすために(暑熱順化)

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きょうは極端な暑さはありませんので、軽い運動などで暑さに体を慣らしておくのもよさそうです。

体が暑さに慣れることを暑熱順化といいます。暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。

・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安としては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりしないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日程度です。

・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後には十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。

暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。