明日29日から3月1日は、太平洋沿岸を前線を伴った低気圧が急速に発達しながら東進。西から雨の範囲が広がり、太平洋側ほど雨や風が強まり、荒天の恐れ。その後、上空に強い寒気が流入し、週末は日本海側で大雪や吹雪。太平洋側は再び風が冷たく、冬に逆戻り。

明日29日〜3月1日 西から荒天の恐れ

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明日29日から3月1日にかけて、太平洋沿岸を低気圧が発達しながら東進する見込みで、西から次第に雨の範囲が広がるでしょう。

明日29日は、沖縄は朝晩中心に雨や雷雨となり、九州は朝から雨、中国、四国は昼前から雨で、午後は各地で本降りの雨になりそうです。太平洋側ほど雷を伴い、激しく降ることもあるでしょう。近畿は昼過ぎから雨が降りはじめ、東海や北陸も夜には雨雲がかかりそうです。

関東甲信や東北も天気は下り坂です。明日29日の午前中は日の差すこともありますが、夜遅くから次第に雨が降るでしょう。1日にかけてまとまった雨になる所もありそうです。低気圧の通過とともに、沿岸部ほど雨だけでなく風も強まりそうです。高波にも注意してください。
また、関東は1日朝にかけて、東北は1日昼頃にかけて、山沿いを中心に局地的にまとまった雪となる見込みです。峠越えの車の運転は、路面凍結に十分ご注意ください。

週末は強い寒気が流入

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荒天をもたらす低気圧や前線が東へ進むにつれて、日本付近は次第に冬型の気圧配置に変わるでしょう。

上空約1500メートル付近の寒気の予想図を見ると、平地に雪を降らせるレベルの寒気が、1日夜には西日本や東海を覆うでしょう。2日朝にかけてはさらに強まり、関東の太平洋側までぐっと南下する見込みです。北陸や東北、北海道には、さらに強い大雪をもたらすレベルの寒気が南下するでしょう。

気温が乱高下 週末は寒の戻り スギ花粉のピークに突入

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2日から3日にかけての週末は、北陸や北日本の日本海側は断続的に雪で、大雪や吹雪になる恐れがあります。移動の際は、交通の影響などに注意してください。
太平洋側は広く晴れますが、晴れても気温が上がらず、厳しい寒さが戻りそうです。特に2日は最高気温が東京や大阪、福岡など、各地で10℃に届かないでしょう。再び、冷たい風が身にしみるような寒さとなりそうです。風を通しにくい暖かいコートがあると良さそうです。
3日は朝の冷え込みが厳しくなりますが、日中は徐々に寒さが和らぎそうです。

週明け5日以降は、再び雨が降る見込みです。本格的な春が近づくにつれて、短い周期で雨が降り、気温の変化も大きくなってきました。体調を崩さないようにご注意ください。

明後日には3月がスタートしますが、3月上旬から中旬は多くの所で、スギ花粉の飛散がピークに突入する見込みです。すでに関東など、かなり多くの花粉が観測されています。花粉症の方は、外出時はサイズの合うマスクや眼鏡を使うなど、できる対策をして、少しでも症状がひどくならないような工夫をすると良さそうです。