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今日4日からは二十四節気の清明。北陸地方ではこのあと週末にかけて気温が上昇、今週末の7日頃は北陸西部(三県)を中心に最高気温が20度を超えて、初夏の頃の陽気となる所もある見込みです。お花見日和となり、北陸東部の新潟県でも桜の開花は順調に進みそうです。

6〜8日頃は初夏の陽気 週明けは降水域が北へ広がる可能性も

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このあと、前線は南の海上へ離れ、現在雲の多い所も次第に晴れるでしょう。今週末は、雲が多めながらも、石川県の能登や新潟県を中心に各地で日差しが届く見込みです。最高気温は20度を超えて、初夏の陽気となる所もありそうです。

8日頃は、前線がやや北上、前線上を低気圧が東進する見込みです。降水域が北へ広がると、現在の予報が変わり、南の地域ほど雨が降りやすくなりそうです。9日以降は、最高気温は20度に届きませんが、それでも平年並みか高い日が多く、日差しが暖かいでしょう。前線が南の海上に停滞し、太平洋側を中心に菜種梅雨もようとなっています。常に最新の予報を確認するようにして下さい。

週末は北陸西部でお花見日和 新潟もまもなく開花

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3月は一時的に強い寒の戻りがあり、北陸全体の月平均気温は2017年以来7年ぶりに平年並みにとどまりました。この影響もあり、桜(ソメイヨシノ)の開花日も7年ぶりに北陸4地点揃って4月の開花となりそうです。

今週末は、既に桜(ソメイヨシノ)の開花発表があった福井・金沢・富山でお花見日和となるでしょう。新潟も8日には開花の見込みで、このあとは各地で開花は順調に進んでいきそうです。

1か月予報 徐々に暑さに身体を慣らす暑熱順化を

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4月4日、新潟地方気象台より、福井・石川・富山・新潟の4県を対象とした「北陸地方の向こう1か月の天候の見通し」が発表されました。

この先、暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高く、特に、期間の前半は、気温がかなり高くなる可能性があります。

新年度が始まり、あと1か月足らずでゴールデンウィークに突入していきます。熱中症による救急搬送が最初にあった日の過去3年分を確認すると、富山県の事例では、2023年は5月3日、2022年には4月25日、2021年は5月4日となっており、今年も季節は一気に進みそうです。この時期は当然ながら、まだ暑さに身体が慣れていません。少しずつ暑さに身体を慣らすことを意識していきましょう。

また、期間のはじめを中心に菜種梅雨もようとなりそうです。太平洋側を中心に低気圧や前線の影響を受けやすくなりますが、前線が北上し、低気圧が北陸付近を通過すると、北陸地方でも一時的に雨の降り方が強まるでしょう。短時間強雨に注意が必要な時期となっていきます。「降水量が1か月でほぼ平年並み」は「降水量は毎日ほぼ平年並み」というわけではありません。雨の降り方は最新の気象情報等を確認するようにしてください。