今日15日(水)午前10時30分、阿蘇山の噴火警戒レベルが、レベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

火山の活動状況等

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阿蘇山では、本日(15日)09時過ぎから火山性微動の振幅が1.5マイクロメートル毎秒を超えてやや大きい状態で継続しています。また、9日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日あたり1600トンと、やや多い状態でした。

阿蘇山では火山活動が高まっていることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

■対象市町村等
以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。
熊本県 阿蘇市、南阿蘇村

防災上の警戒事項等

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

噴火警戒レベルについて

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噴火警戒レベルとは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」や「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標です。噴火の際には、気象庁や自治体から、火山活動や避難についての情報が発表されます。こまめに情報を確認しましょう。