昨日28日は関西のあちらこちらでゲリラ雷雨に見舞われましたが、今日29日も天気が急変する恐れがあります。急に空が暗くなってきたり、雷鳴が聞こえる、冷たい風が吹くといった前兆現象が現れたら、頑丈な建物に避難してください。

雨雲が発達しやすくカミナリ雲にまで発達も

画像A

29日正午現在、関西の半数くらいのアメダス地点ですでに気温が30度を超え、かなり蒸し暑くなっています。これから今夜にかけては大気の状態が非常に不安定になり、あちらこちらで雨雲やカミナリ雲が発生するでしょう。きょうも上空を西風が吹いているため、西の空が急に暗くなってきたら安全な場所に身を移してください。

また、昨夜から大雨となっている滋賀県の長浜市周辺では、川の水位がかなり上昇しています。このあとも、滋賀県の湖北では局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。土砂災害や川の氾濫に警戒してください。

ゲリラ豪雨の前兆

画像B

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。