関東は、あす9日(土)から晴れ間の広がる日が多いでしょう。スギ花粉の飛散がピークを迎えています。花粉の飛散は「昼前後」と「日没後」に多くなるといわれていますので、特に注意してください。15日(金)は春本番の暖かさで、桜のつぼみも膨らみそうです。

12日(火)の午後 沿岸部を中心に雨や風が強まりそう

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関東は、あす9日(土)から10日(日)にかけて西高東低の気圧配置となる見込みです。各地で晴れ間が広がり、最高気温は10℃〜13℃くらいの所が多いでしょう。北よりの風がやや強いので、日差しがあっても、ヒンヤリします。暖かい服装でお過ごしください。なお、上空にこの時期としては強い寒気が流れこむため、北部では山沿いを中心に雪が降り、局地的に降り方が強まりそうです。積雪や路面の凍結などに十分ご注意ください。

11日(月)は、高気圧に覆われるため、広い範囲で穏やかに晴れるでしょう。最高気温は13℃前後で、寒さは少し和らぎそうです。

12日(火)は、低気圧や湿った空気の影響を受ける見込みです。昼頃から雨の降る所が多く、沿岸部では局地的に雨や風が強まるでしょう。急な強い雨や突風にご注意ください。

13日(水)は、朝まで雨の降る所が多いですが、次第に高気圧が張り出すため、天気は回復に向かいます。午後は晴れて、気温が上がるでしょう。最高気温は、東京都心14℃、横浜市15℃の予想です。

14日(木)〜15日(金)にかけて高気圧に覆われるため、広く晴れる見込みです。15日(金)は最高気温が17℃〜18℃くらいの所が多いでしょう。4月上旬並みの暖かさで、桜のつぼみも膨らみそうです。朝晩と昼間の気温差が大きくなるので、体調を崩さないように、服装をうまく調節なさってください。

スギ花粉の飛散がピーク

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この先の花粉飛散予測をみますと、あす9日(土)から「非常に多い」予想の日がほとんどです。12日(火)は雨が降るため、飛散が少し抑えられますが、13日(水)の午後から雨がやんで、花粉が一気に飛びそうです。雨がやんだ後は、より一層、万全な対策でお出かけください。

外出の際は、マスクやメガネをつけ、表面がツルツルした花粉が付きにくい素材の上着やコートを選ぶとよさそうです。また、外出から戻ったら、家の中に入る前に、洋服や髪の毛についた花粉をよく払って、花粉を持ち込まないようにしましょう。

花粉が飛びやすい時間帯

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花粉の飛散は、一日の中で多くなる時間帯があります。その日の気象条件によって変わりますが、都市部では、一般的には「昼前後」と「日没後」に多くなるといわれています。

・「昼前後」→早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミング。

・「日没後」→日中、上空に舞い上がった花粉が地表付近までおりてくるタイミング。

日中だけでなく、通勤・通学の帰宅時間帯も花粉の飛散が多いタイミングなので、しっかりと対策をなさってください。