初戦突破を果たしたアルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は8日、シングルス2回戦が行われ、昨年王者で第2シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク40位のM・アルナルディ(イタリア)を6-7 (5-7), 6-0, 6-1の逆転で破り、ツアー大会復帰戦を白星で飾るとともに初戦突破を果たした。

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20歳のアルカラスがBNPパリバ・オープンに出場するのは4年連続4度目。2022年はベスト4に進出し、昨年はF・オジェ アリアシム(カナダ)やJ・シナー(イタリア)、D・メドベージェフを破り大会初制覇を成し遂げた。

2連覇がかかる今大会だが、2月のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)では1回戦で転倒した際、右足首を捻挫し負傷。その後10日間ほど休養を取り、3日にはR・ナダル(スペイン)とのエキシビションマッチを戦った。

ラスベガスで行われたエキシビションマッチのあと、4日にインディアンウェルズに入ったアルカラスは8日に行われた初戦となる2回戦に登場。23歳のアルナルディと対戦した。

この日の第1セット、第7ゲームで先にブレークに成功したアルカラスだが直後の第8ゲーム、ブレークポイントを握られると最後は自身のショットが大きくアウトとなりブレークバックを許す。その後は互いにブレークを許さずタイブレークに突入。接戦となるも最後はアルカラスがボールをネットにかけ1度目のセットポイントをものにされて先行される。

それでも続く第2セット、第2ゲームで幸先よくブレークに成功したアルカラスは自身のサービスゲームでは隙を与えず。1ゲームも取られることなく、わずか27分で第2セットを獲得し1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、アルカラスは第2ゲームでブレークに成功する。その後、第5ゲームで2度のブレークポイントを凌ぐと第6ゲーム、絶妙なドロップショットを沈めて2度目のブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームを難なくキープし2時間14分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載し「ほんの少し変えなければならないことがあった。第1セットは少しミスがあった。第2セットと第3セットではファーストサーブをもっと入れなければならなかったし、長いラリーでリズムを掴むことが自分のレベルを向上させる大きな鍵だったと思う」と語った。

また、足首負傷からのツアー復帰戦となったこの試合については「正直、驚いた。何も考えずに普通に動けて最高の気分だったよ。自分が思っていたよりもいいプレーができたと実感できたし、本当にいい試合だった。そのおかげで素晴らしいテニスができたと思うね」と言及した。

勝利したアルカラスは3回戦で第31シードのオジェ アリアシムと対戦する。オジェ アリアシムは2回戦、予選を勝ち上がった世界ランク100位のC・レスティエンヌ(フランス)を6-4, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第3シードのシナー、第5シードのA・ルブレフ、第6シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第10シードのA・デ ミノー(オーストラリア)らが3回戦に駒を進めた。

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