3回戦での大坂なおみ
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女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク287位の大坂なおみは第24シードのE・メルテンス(ベルギー)に5-7, 4-6のストレートで敗れ3回戦敗退となり、2019年以来5年ぶり3度目のベスト16進出を逃した。この試合の第1セット、大坂は強烈なジャックナイフを叩きこみ会場を沸かせている。

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26歳の大坂は昨年7月に出産し、今シーズンの開幕とともにツアーに復帰。復帰後4大会目となった先月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)では復帰後初のツアー8強入りを果たした。

大坂がBNPパリバ・オープンに出場するのは2年ぶり5度目であり、2018年には優勝を飾っている。今大会にはスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を利用してエントリーし1回戦で予選を勝ち上がった世界ランク100位のS・エラーニ(イタリア)、2回戦で第14シードのL・サムソノヴァを下し3回戦進出を決めた。

世界ランク28位のメルテンスとの顔合わせとなった3回戦の第1セット、序盤ミスが目立った大坂はメルテンスに2度のブレークを許し3ゲームを連取される。それでも第4ゲームで1つブレークを返した大坂は、第6ゲームでもブレークポイントを握ると最後はフォアハンドを打ち込みイーブンとする。

第7ゲームでは強烈なジャックナイフを叩きこんだ大坂だが終盤の第11ゲームで痛恨のブレークを許す。その直後の第12ゲームをメルテンスにキープされ先行される。

続く第2セット、大坂は勢いに乗ったメルテンスに第1ゲームでブレークを許す。第6ゲームではメルテンスのダブルフォルトを活かしてブレークバックに成功するも、直後の第7ゲームではストロークミスが重なり2度目のブレークを奪われる。このリードをメルテンスに守り切られ、1時間56分で力尽きた。

今大会を通じてサーブの調子が上がらない大坂はこの日もファーストサーブは38パーセントしか入らず。ダブルフォルトも6本犯すなど不安定さが拭えない。それでも要所要所のストローク戦では復調を感じるプレーを見せており、第1セットでのジャックナイフは男子顔負けの強烈なショットとなった。

勝利したメルテンスは4回戦で第3シードのC・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ガウフは3回戦で世界ランク53位のL・ブロンゼッティ(イタリア)を下しての勝ち上がり。

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