優勝を果たしたフルカチュ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、クレー、ATP250)は7日、シングルス決勝が行われ、第2シードのH・フルカチュ(ポーランド)が世界ランク77位のP・マルティネス(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで破り、昨年10月のロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)以来となるキャリア8勝目をあげた。

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27歳で世界ランク10位のフルカチュは今大会、初戦の2回戦で同188位のJ・チョインスキ(イギリス)、準々決勝で同152位のP・ジャマス ルイス(スペイン)、準決勝では同112位のC・ガリン(チリ)を下し決勝に駒を進めた。

決勝戦、フルカチュは15本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得。マルティネスに1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは2度のブレークに成功し1時間26分で快勝して優勝を飾った。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフルカチュのコメントが掲載されている。

「今日の自分のプレーにとても満足している。自分のサーブを見つけられたことを誇りに思うよ。ペドロ(マルティネス)は素晴らしい選手。彼と戦うためには、本当に良いテニスをする必要があった。決勝でプレーすることは、特別なことなんだ。素晴らしい観客と雰囲気の中でプレーできたし、たくさんの応援に感謝しているよ。良い大会だし、1週間ここにいられて本当に楽しかった」

フルカチュは今回の勝利により、8日付のATP世界ランキングで自己最高タイの8位に浮上することが決まっている。