4強入りしたシフィオンテク
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女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は4月30日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第11シードのB・ハダッド=マイア(ブラジル)を4-6, 6-0,6-2で逆転で破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。試合後の会見でシフィオンテクはR・ナダル(スペイン)のシャツを自身も求めるか問われ「きっと要求するだろうね(笑)」と明かした。

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世界ランク1位で22歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で3連覇を達成すると先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で2年ぶり2度目の大会制覇を果たすとともにキャリア通算19度目のツアー優勝を飾った。

直近では前週のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)に出場。今季クレー初戦となった同大会では3連覇がかかるも準決勝でE・ルバキナ(カザフスタン)に激闘の末に敗れた。

そのシフィオンテクは今大会、初戦となる2回戦で世界ランク52位のワン・シユ(中国)、3回戦で第27シードのS・シルステア(ルーマニア)、4回戦で同27位のS・ソリベス=トルモ(スペイン)を下し8強入りした。

そして準々決勝の第1セット、シフィオンテクは第4ゲームでブレークに成功しゲームカウント4-1とリード。しかし、第6ゲームから5ゲームを連取され先行を許す。

それでも続く第2セット、シフィオンテクはファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。ハダッド=マイアに1ゲームも与えず、1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、第2ゲームでブレークチャンスを握ったシフィオンテクは長いラリーを制しブレークに成功。第3ゲームでブレークバックを許したものの第4ゲームで再びブレークを奪いリードする。その後は互いにサービスキープが続くと第8ゲーム、シフィオンテクは1本目のマッチポイントとなるブレークチャンスをものにし、2時間29分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「戦術をしっかりと守る必要があった。第1セットはミスが多すぎたし、プレーが速すぎたわ。今日のプレーは基本に戻る必要があった。いつもより時間がかかったけど第2セット後にそれができてよかったわ」と語った。

また、会見で男子テニスの世界ランク91位のP・カチーン(アルゼンチン)が元世界ランク1位のナダルとの試合後にウエアを求めたことについて質問を受け次のように明かした。

「でも、もしラファと対戦することになったら、私もきっとTシャツを要求するだろうね(笑)。というのも、私が若かった頃、尊敬していたのは基本的に彼だけだった。それは彼のプレーだけではなく、コート外でのあり方、決して諦めない姿勢、そして彼のメンタルにあったわ」

勝利したシフィオンテクは準決勝で第18シードのM・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは準々決勝で第8シードのO・ジャバー(チュニジア)を0-6, 7-5, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。


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