錦織圭ら日本人男女5名が全仏OPにエントリー
5月20日に開幕する「全仏オープン」(フランス・パリ)は、17日に男女シングルスのエントリーリストを発表。日本男子では錦織圭(ユニクロ/世界ランク353位)ら3名、女子では大坂なおみ(フリー/女子同192位)ら2名が名を連ねた。



34歳の錦織は、昨年6月に股関節手術などの怪我から約1年8ヵ月ぶりにコートに戻ってくると、チャレンジャー大会での優勝やツアー8強入りを果たしたものの、左膝を負傷し再び離脱。3月の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)で8ヵ月ぶりに復帰した。

しかし、同大会で1回戦敗退後は「全米クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/ATP250)、「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)を続けて欠場。14日には、ワイルドカードを獲得していた「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)の出場辞退も発表し、いまだクレーコート・シーズンでプレーすることができておらず、今後は30日にスタートするチャレンジャー大会「エクスプロヴァンス・クレディ・アグリコル・オープン」(フランス・エクサンプロヴァンス/チャレンジャー175/4月30日〜5月5日)と、その翌週に行われるチャレンジャー大会に出場する予定だとした。

錦織は全仏オープンにこれまで11度出場。最高成績は2015、2017、2019年のベスト8都となっている。今回はけがによる長期離脱によるプロテクトランキング48位を利用してのエントリー。もし出場となれば、3年ぶりとなる。

錦織のほか日本男子では、昨年4回戦に進んでいる西岡良仁(ミキハウス/同71位)とダニエル太郎(エイブル/同85位)らが本戦エントリーリストに名を連ねている。

また、日本女子では昨年7月に出産し今年1月に実戦復帰を果たした大坂がスペシャルランキング46位で本戦入り。現在日本人女子トップの日比野菜緒(ブラス/女子同85位)も本戦入りで出場する。

著者:Tennis Classic 編集部